ネッスーが目指す「こどもの機会格差のない社会」
ネッスー株式会社は、2025年に向けた「インパクトレポート2025」を発行しました。このレポートは、同社が設立以来取り組んできたこどもの機会格差の解消に向けた具体的な活動をまとめたものです。2022年に設立されたネッスーは、設立から4年目を迎え、初めてのインパクトレポートを通じて成果を発表しました。
機会格差とは?
機会格差とは、こども一人ひとりが望む人生を選ぶ機会においての不平等を指します。日本では、家庭環境や地域特性、個人の状況により、この機会に大きな差が存在しています。相対的に恵まれた環境にある子供とそうでない子供の間には、教育や生活に関する機会の不均衡が顕著です。
こどもを取り巻く資本
ネッスーは、以下の三つの資本を通じて機会格差を論じています。
1.
こども自身の資本(身体的・経済的)
2.
こども周辺の人の資本(家族や地域)
3.
こどもの生活環境の資本
これらの要素が複雑に絡み合い、子どもたちが生まれた環境によって制約される現実を浮き彫りにしています。
ネッスーのビジョンと3つの事業
「こどもの機会に差がない社会」を実現するため、ネッスーは以下の三つの事業を展開しています。
サーキュラーエコノミー事業
この取り組みでは、企業の食品ロスを削減しながら、こども食堂などの支援を行っています。具体的には、段ボールなどの資材のGHG排出量削減とコスト低減を目指して循環型調達スキームを提案しています。
地方創生こども支援事業
ふるさと納税を活用した「こどもふるさと便」という仕組みを通じて、自治体と連携し、こども食堂やひとり親世帯を支援しています。この事業は、地域密着型の支援を促進し、こどもの機会を創出する狙いがあります。
保育園ネットスーパー事業
保育園で受け取れるネットスーパーサービスを提供し、保護者が手軽にお惣菜を注文できる仕組みを整えています。
インパクトレポートでは、これらの事業の内容や、抱えている課題、考えるべき未来について深入りした情報が提供されています。
代表からのメッセージ
ネッスーの代表取締役である木戸優起氏は、すべての子どもたちが希望を持てる社会への願いを込めて、このレポートを発行しました。生まれた環境により機会が制限されるのは、個々の希望を奪うだけでなく、社会全体への影響も大きいと考えています。2022年からの努力の成果を報告することで、より多くの方々との連携を希望しています。
共同の取り組みを呼びかけ
ネッスーは、この社会的使命に共感する自治体、企業、個人の連携を強く求めています。興味を持たれた方は、ぜひお問い合わせをして、社会を変える仲間としてご参加いただきたいとの思いを伝えています。
ネッスーについて
- - 設立:2022年6月10日
- - 所在地:東京都世田谷区代沢4丁目44-4
- - URL:https://nessu.co.jp
- - 事業概要:子どもたちの機会格差を解消するためのスタートアップとして、食や体験における格差をなくすための取り組みを行っています。
最後に
ネッスーでは「子どもの機会格差が存在しない社会」を実現するため、新たな仲間を待っています。志を持ち、自己の能力を発揮したい方々はぜひ参加を検討してみてください。