防災情報も強化される『おかげ横丁デジタル絵地図』の魅力とは

伊勢の魅力をデジタルで体感

伊勢市にある『おかげ横丁』は、観光客に人気のスポットですが、ここに新しいデジタル体験が加わりました。株式会社Strolyが提供する『おかげ横丁デジタル絵地図』が、防災情報を強化し、多言語対応を実装したことが大きな注目を集めています。このマップは、伊勢福が制作した従来の絵地図をデジタル化したもので、観光客が気軽に利用できるイラストマップとして、多くの人に愛されています。

『おかげ横丁デジタル絵地図』の機能

このデジタル絵地図は、観光名所や飲食店の情報をわかりやすいイラストで表現し、位置情報をマッピングしました。特に注目すべきは、スポットごとのイベント情報やリアルタイムの混雑状況が表示される点です。これにより、観光客はより円滑で楽しめる旅を計画することができるのです。さらに、年々増加する海外からの訪問者にも配慮し、日本語と英語で情報が提供されています。

防災情報の追加

今回新たに追加された防災情報は、災害発生時に観光客が安全に過ごすための大切な要素です。AED設置場所や救護室、一時避難場所を示すイラストアイコンが追加されたことで、観光地での安心感が大幅に向上しました。防災の日に合わせての実装は、観光母体の安全性を高める意図からです。この取り組みは、観光という日常を離れた非日常な体験を楽しみながらも、安全に過ごせる環境を提供するという新たな試みとなっています。

今後の展望

おかげ横丁では、2033年の伊勢神宮の式年遷宮に向けて多くの催しが計画されています。これに伴い、国内外からの観光客が増えることが予想されています。そこで、観光評判を損なうことなく、重要な防災情報をわかりやすく伝える手法として、デジタル絵地図が一役買ってくれるでしょう。それにより、観光客は快適な訪問ができると同時に、緊急時の情報も手に入れることができます。

Stroly社のビジョン

Strolyが運営するこのデジタルマップは、観光やイベント情報をより多くの人に届けることを目的とし、世界中で11,000以上のイラストマップを展開しています。イラストをカスタマイズしたり、人流データを可視化することもでき、インバウンド対策としての多言語対応も進めています。このような取り組みを通じて、未知の土地でも安心して楽しむことができる観光体験を創出しています。