京都外大で防犯意識向上を目的とした啓発イベントが開催されました

京都外国語大学は9月25日、水曜に学生の安全な生活を守ることを目的とした防止啓発イベントを開催しました。このイベントでは、痴漢や盗撮といった身近な犯罪に焦点を当て、参加学生に対して防犯意識を促進しました。施設内では、京都府警から提供された痴漢・盗撮に関する情報や対処法について、専門的な説明が行われ、学生たちはその重要性を再認識しました。

現場では鉄道警察隊や右京警察署と連携し、それぞれがさまざまな犯罪についての知識を伝授。具体的には、ストーカーや性的画像送信の危険性、薬物乱用防止などがテーマとして取り上げられました。参加した学生からは、「今まで以上に気を付ける必要があると感じた」「思っていた以上に多くの人が被害に遭っていることに驚いた」との声が上がり、実際の凶悪犯罪に対する理解を深める貴重な機会となった様子が見受けられました。

また、当日教育を受けた学生に対しては、チラシの配布も行われ、さらなる啓発が進められました。京都府警のマスコットキャラクターである「ポリスまろん」や「ポリスみやこ」といったキャラクターも登場し、学生たちの人気を集めました。イベント参加者は、キャラクターたちと写真を撮る際には自然な笑顔を浮かべ、楽しい雰囲気の中で防犯について考えることができたようです。

さらに、10月25日には右京警察署との協定締結式が行われ、この協定は地域の安全を確保するための重要な一歩となります。協定書には学生の安全を守るための具体的な施策が盛り込まれ、今後ますます地域に根ざした取り組みが進められることでしょう。

また、昨年の「ちかん・盗撮ZEROハンドブック」を多言語化する取り組みへの協力も行われ、京都外国語大学の学生たちが、英語や中国語など計5か国語に翻訳しました。こうした活動が警察からも感謝状を贈呈されるなど、地域の安全活動に寄与しています。このように大学が地域と連携し、犯罪に立ち向かう姿勢は、他の教育機関にとっても手本となるでしょう。学生自身が主体的に参加することで、実際の防犯意識の高まりが期待されます。今後もこうした啓発イベントが続けられ、地域全体の防犯意識が向上していくことを願っています。