越境ECの新時代を切り開くtensoの挑戦
越境EC分野でリーダーシップを誇るtenso株式会社(以下、tenso)は、最新のカスタマエンゲージメントプラットフォーム「Braze」の導入を発表しました。この施策は、tensoが提供する海外向けのECサービスを大幅に進化させ、海外顧客に向けたパーソナライズ施策の強化を実現しました。
Braze導入の背景
tensoは、15年以上もの歴史を持つ越境ECの専門企業であり、「Buyee(バイイー)」や「転送コム」といったサービスを通じて、世界中の600万人以上のユーザーに日本の商品を届けています。しかし、従来のマーケティング手法では、ユーザーに合わせた細かいアプローチが不足しており、休眠顧客の増加やリテンション率の低下といった課題に直面していました。これに対処するため、tensoは新たな戦略を模索し、Brazeを導入することを決定しました。
新しい戦略 - パーソナライズの強化
Brazeが持つセグメンテーション機能を活用し、tensoはユーザーを詳細に分類しました。これにより、以下のような戦略的施策を展開しました:
- - クーポン配布の最適化:ユーザーの特性に応じたタイミングとコンテンツでクーポンを提供。
- - パーソナライズメッセージの送信:アプリ内メッセージやコンテンツカードを通じて、ユーザーの過去の購買行動に基づく情報を提供。
- - Buyeeの販売ページでの施策:海外顧客の興味に合わせたレコメンド機能を実施。
取り組みの成果 - ROIの大幅改善
Brazeの導入後、tensoは顕著な成果を挙げました。特に、キャンペーンのROASは導入前比で180%向上し、新規ユーザーのLTVも4.2%増加しました。さらに、クーポン利用額を全体で9.2%、メルカリ販売ページでは3.4%削減することに成功。これにより、メールの開封率やブランドロイヤリティの向上にもつながりました。
未来に向けた展望
今後、tensoはBrazeの機能を活用し、さらなるパーソナライズ施策を展開する予定です。具体的には、AIによる購買予測や、クラウドデータプラットフォーム「Snowflake」からのデータ活用を考えています。これにより、データドリブンなマーケティングの進化を実現し、より多くのユーザーとエンゲージメントを築くことを目指しています。
tenso株式会社の執行役員、王 軼氏は、「Brazeの導入によって、パーソナライズ施策の精度が飛躍的に向上しました。今後もこの機能を最大限に活用し、ユーザーとの最適なコミュニケーションを通じて、さらなるエンゲージメントを達成していきます」と述べています。
tenso株式会社について
2008年に設立されたtenso株式会社は、越境ECの支援を専門とし、国際配送代行サービスなど多岐にわたるサービスを展開中です。BEENOSグループに所属し、600万人以上のユーザーから高評価を得ているtensoは、今後も様々な施策を通じて企業の越境EC支援を続けていくことでしょう。
Brazeについて
Brazeは、「Be Absolutely Engaging.」を理念に持つカスタマーエンゲージメントプラットフォームです。特に、データを収集し、ターゲットユーザーに対してパーソナライズされたコミュニケーションを実行する能力が高く評価されています。また、2024年には米国で働きがいのある企業として認められ、ガートナーの評価でも高評価を得ています。詳細は
公式サイトを参照してください。