GYYM株式会社とCOSPAウエルネスの新提携
GYYM株式会社(ジーム)は、株式会社COSPAウエルネスとの提携を発表しました。この提携により、関西エリアでのフィットネス施設の利用がさらに便利になります。従来の「1 TICKET FITNESS」の都度利用制度を通じて、ユーザーは月会費や入会金を支払うことなく、さまざまなフィットネス施設を自由に予約・利用できるのです。
GYYMは、三菱地所の100%子会社として設立され、フィットネス関連のITプラットフォームを提供する企業です。今回の提携により、形成された関西地域の39の施設ネットワークは、コ・ス・パ、FITBASE24、30peakといった多様なブランドを網羅しています。これにより、ユーザーはこれまで以上に選択肢が増え、自分に合ったフィットネスプログラムを見つけやすくなります。
フィットネスの新たな楽しみ方を提案
近年、フィットネスジムには、マシンやスイミング、スタジオプログラムだけでなく、スパやサウナを利用するユーザーが増えています。GYYMは、こうしたニーズに応じて施設やプログラムの魅力を強調し、ユーザーと施設のマッチングを一層促進していく方針です。特に忙しいビジネスマンや生活スタイルに変化のある人々にとって、自由に運動を楽しむことができる環境を提供することが目指されています。
GYYMの4年9ヶ月にわたる運営で、80,000人以上の会員を獲得し、全国で600以上の施設との提携を結ぶことに成功しました。With/Afterコロナの影響で、「好きな時に、好きなだけ、好きな場所で通える」というフィットネスの自由がますます重要視されていることの実証ともいえるでしょう。
フィットネス業界への新たな風
提携先のフィットネス施設からも、GYYMの都度利用制度は好評です。固定費をかけずに新しい収益源を確保しつつ、新たな顧客層にリーチできる集客プラットフォームとして機能しています。今後もGYYMは、フィットネス事業者が直面する集客課題の解決に焦点を当て、その認知を拡大するための取り組みを続けていきます。
GYYMのサービスの特徴
GYYMは、ジムやスタジオの運営者とユーザーのニーズを意識したITプラットフォームの構築を目指しています。ユーザーは検索、予約、決済を一元化したGYYMを通じて、参加したい施設を簡単に利用できます。予約内容は事前にシステムに共有され、施設での入会手続きは原則不要です。また、ユーザーは、さまざまなフィットネス施設から自由に選んでトレーニングが行える環境を実現しています。
施設側では、GYYMを通じて施設情報や提供プログラムを掲載することで、新たなライトユーザーを獲得できます。ダイナミックプライシングを導入することで、収益の最大化も図られるのです。このビジネスモデルでは、利用料金の一部が送客手数料としてGYYMに支払われるため、施設運営者にとってはリスクが少ないのもメリットと言えます。
三菱地所グループの強みを生かした集客戦略
GYYMは、三菱地所グループの強固な顧客基盤を活用した集客戦略にも取り組んでいます。丸の内エリアの職場に勤務する約28万人をターゲットに、デジタルサイネージなどを通じた広告を展開し、法人へのサービス提供も視野に入れています。また、三菱地所グループの住宅関連サービスに基づくレジデンスクラブへのアプローチも行い、フィットネスサービスの利用を促進します。
これにより、年間約2億人の顧客接点を生かした販促活動や、多様なニーズに応じたサービス提供が実現されるでしょう。フィットネスの新たな挑戦、GYYMの展開に今後も注目が集まります。