鎌倉に誕生！住民参加型魚屋『サカナヤマルカマ』が地域を繋ぐ

鎌倉に住民参加型魚屋『サカナヤマルカマ』オープン！

鎌倉市今泉台に、地域住民が主体となって運営する新しいタイプの魚屋『サカナヤマルカマ』が4月26日にオープンしました。高齢化率約45％と高い同地域では、商店街の閉店が相次ぎ、買い物難民や高齢者の孤立化が深刻な問題となっていました。

『サカナヤマルカマ』は、この問題を解決するため、2022年11月設立の一般社団法人鎌倉さかなの協同販売所が中心となりオープンしました。同法人は、今泉台の町内会長や阿久根市の仲買人、まちづくり会社の代表など、地域住民と水産関係者が集まり、設立されました。顧問には元水産庁の上田勝彦氏も就任しています。

地域課題解決への取り組み

同店は、新鮮な魚介類の販売だけでなく、地域住民の生活向上にも貢献することを目指しています。具体的には、市内複数の町内会と連携し、移動販売を行うことで、買い物困難な地域住民へのアクセスを向上させます。

鮮魚は阿久根市と鎌倉市から仕入れ、将来的には、ビジョンに共感するパートナーエリアも拡大予定です。多様な魚種を取り揃え、季節感あふれる新鮮な魚介類を提供することで、地域住民の食生活を豊かにします。

多様なイベントで地域を活性化

『サカナヤマルカマ』では、商品販売以外にも、地域住民を繋ぐ様々なイベントを企画しています。魚捌きワークショップやキッズイベントの開催、そして角打ち（立ち飲み）スペースの設置などを通して、地域交流の場を創出します。

店舗のデザインは、カウンター越しに魚をさばく様子が見えるように設計されており、活気と透明性を両立した空間になっています。