MUFG、ゼロボードのGHG排出量可視化ソリューションを導入
株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)が、株式会社ゼロボードのGHG(温室効果ガス)排出量算定・可視化ソリューション「Zeroboard」を導入することを発表しました。この契約は、2025年2月17日付で締結され、MUFGの本社及びグローバル各拠点での実装が進められます。
導入の背景と目的
GHG排出量の開示が求められる中、特に2024年3月29日にはサステナビリティ基準委員会(SSBJ)による改訂版の開示基準の草案が公表され、企業は今後法的に定められる基準への準拠が求められることになります。MUFGもこの流れに乗り、自社のGHG排出量データの品質と信頼性を高めるために「Zeroboard」の導入を決定しました。
「Zeroboard」は、企業がサステナビリティ経営を推進するために必要なデータを収集し、管理、開示を行える統合的なクラウドソリューションです。これによりMUFGはサステナビリティ基準の確定後に対応しやすくなり、法定開示に向けた基盤を強化することが可能になります。
Zeroboardの特長
「Zeroboard」は、様々なESG(環境、社会、ガバナンス)関連データの管理に特化しています。特に、温室効果ガスの排出量を正確に算定し、環境項目の管理を行うクラウドサービスが提供されています。また、サプライヤーからのデータ収集を効率化する機能もあり、企業全体でサステナビリティを推進するための強力なツールとなるでしょう。これには特化型のプロダクトやコンサルティングサービスも含まれており、多様なニーズに対応可能です。
MUFGとゼロボードの協力
MUFGが「Zeroboard」を採用した理由は、サステナビリティ経営に対する真摯な取り組みだけでなく、法定開示基準への早期対応が求められるからです。ゼロボードによるサポートで、MUFGは自社の環境パフォーマンスを向上させ、顧客や取引先に対しても透明性のある情報を提供できるようになります。
今後の展望
両社は今後も連携を深め、MUFGのサステナビリティ経営の支援を行っていく方針です。ゼロボードは、毎月企業向けにウェビナーを開催しており、脱炭素経営や「Zeroboard」の活用方法について詳細に解説しています。開示基準が急速に進化する中、企業はこのような取り組みを通じて自社のESG施策を強化していく必要があります。
MUFGの取り組みや「Zeroboard」に関する詳細は、公式ウェブサイトにてご確認いただけます。サステナビリティへの意識が高まる今、より多くの企業がこの流れに加わることが期待されています。