日本睡眠学会第48回定期学術集会、睡眠教育の重要性を再確認

日本睡眠学会が新たな睡眠の知識を提供


2025年3月、日本睡眠学会は第48回定期学術集会を神奈川県で開催しました。このテーマは「ぐっすり眠ると元気100倍!?こどもの脳とからだを育てる睡眠とは?」というもので、来場者が健康的な睡眠について考える良い機会となりました。

近年、日本は世界的に見て睡眠不足が続いており、とりわけ子どもたちの睡眠習慣に注目が集まっています。本イベントは、親だけでなく、子ども自身が良い睡眠について学ぶことを目的に企画され、来場者は合計216名を数え、多くの家庭が集まりました。

参加者の反響と満足度


出席者の約90%がアンケートで「満足」「非常に満足」と回答。多くの家庭が、講座終了後に子どもの睡眠習慣に変化を実感したと報告しています。具体的には、「就寝時間が早まった」「睡眠前にブルーライトを控えるようになった」といった前向きな変化が見られました。

さらに、参加した保護者たちも自身の睡眠に対する意識が高まり、「自身の睡眠時間を早めた」「睡眠環境を改善した」といった意見が多数寄せられました。これは、参加者が実際に行動を変えるきっかけとなったことを示しています。

多彩なプログラム内容


この集会のプログラムには、講演、トーク、ワークショップが含まれ、参加者は年代に応じた内容を楽しむことができました。第1部では、内村直尚氏が司会を務め、中野美奈子さんと小島よしおさんを迎え、睡眠に関するパネルトークが行われました。その後の第2部では、参加者が3つのグループに分かれ、子どもの睡眠に関する専門的な講演や絵本の読み聞かせ、さらには楽しみながら良い睡眠を促すための体操など多彩な内容を体験しました。

講演は第3部に行われ、西野精治教授が睡眠に関する最新研究成果を発表しました。専門的な知識を得る機会は、参加者にとって大変貴重なものとなり、質の高い睡眠の大切さを再認識する場となったようです。

次回への期待と今後の活動


参加者からは次回開催に向けた期待の声が寄せられ、具体的なテーマのリクエストも多くありました。「睡眠環境の整え方」「子どもが喜ぶ快眠の工夫」など、今後の講座に期待が高まっています。日本睡眠学会は、引き続き市民向けの講座やイベントを企画し、地域の健康と生活の質向上に貢献する姿勢を示しています。

最後に、成功裏にイベントを終えたことに感謝の意を表し、後援をいただいた神奈川県および横浜市、協力をいただいた関係者に心から御礼を申し上げます。参加者がより良い睡眠習慣を身につけ、健康的な生活を送る手助けができれば幸いです。

会社情報

会社名
日本睡眠学会第48回定期学術集会 こども市民公開講座運営事務局
住所
神奈川県川崎市川崎区日進町1-50
電話番号

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