Sprocketが生成AI活用で月2500時間の業務改善を実現し、質的変革を促進

Sprocket、生成AI活用で月あたり2,500時間の業務リソース創出を実現

CX改善プラットフォームを提供する株式会社Sprocket（本社：東京都品川区、代表取締役：深田浩嗣）は、全社的な生成AI活用の実態と成果を調査し、その結果を報告しました。

この社内調査によって、一人あたり月に約36時間、全体では月に約2,500時間の業務リソースが生み出されていることが確認されました。特に、76.8％に及ぶ社員が「毎日複数回」生成AIを活用していることからも、社員の働き方において「作業から思考へ」という大きな質的変化が進んでいることが伺えます。

生成AI活用頻度とシーン

調査結果では、生成AIの利用頻度が高く、多くの社員が日常的に利用していることが分かりました。「アイデア出し・企画立案」や「文書・資料作成」が主な活用シーンとして挙げられ、実際に約70％の社員がこれらの業務で活用していると回答しました。特に、業務の定型化だけでなく、創造性や発想力が求められる場面においても生成AIが重要な役割を果たしているようです。

時間創出の具体的な影響

さらに詳しい分析を行ったところ、社員が生成AIを活用していることで、月合計で約2,496時間の業務時間が創出されていることが明らかとなりました。回答者の多くが、「1〜5時間」の範囲で仕事の効率化が実現されており、その結果として「作業から思考へ」の変化が起きています。これにより、業務の質とアウトプットのクオリティが向上していることが示されています。

創出された時間の有効活用

実際に創出された時間がどのように活用されているのかを尋ねたところ、「既存業務の品質向上・深掘り」が最も多く、これに続いて「戦略立案・計画策定」や「顧客対応・関係構築の強化」が挙がりました。これにより、単なる業務量の削減にとどまらず、社員がより価値のある活動に時間を使えるようになっていることが分かります。

会社としてのサポート

また、社員が生成AIを更に活用しやすくするための会社のサポートとしては、「活用事例の共有」が最も求められており、続いて「利用可能な生成AIツールの拡充」や「プロンプトテンプレートの整備」が必要とされています。具体的な事例をシェアすることで、組織全体の知識を蓄積し、さらなる効率化が期待されています。

各部署の生成AI活用

Sprocketにはさまざまな部署があり、それぞれ異なる業務で生成AIを活用しています。例えば、カスタマーサクセス本部ではデータ分析とクライアントコミュニケーションの効率化に取り組んでいます。一方、リサーチ＆ディベロップメント本部では開発作業の効率化を進めています。これにより、各部署での具体的な成果が顕在化しつつあります。

特に、リサーチ＆ディベロップメント本部では開発サイクルを7倍も高速化したという結果もあり、技術的な民主化が進んでいます。

今後の展望

Sprocketは引き続き生成AIを活用して業務改革を推進していく考えです。「AI活用の高度化」や「業務の完全自動化」を目指して、お客様により価値を提供すべく努力する所存です。月あたり2,500時間という成果は、生成AIが業務インフラに深く根付いた証となり、質的な変化を促進していると言えるでしょう。