インクルーシブデザイン研究
2024-12-11 11:37:49

電通グループと筑波技術大学がインクルーシブデザイン共同研究を開始し新たな価値を創造

新たな価値を創造するための共同研究



2023年、電通グループの3社と筑波技術大学が共同でインクルーシブデザインをテーマにした研究プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、障害のある方々を含む多様なユーザーのニーズに配慮し、社会全体にとって利用しやすい製品やサービスの開発を目指しています。

インクルーシブデザインとは?



インクルーシブデザインは、多様な人々が利用しやすい製品やサービスを設計する手法です。特に、障害のある方々の視点を反映させることで、すべての人々が快適に利用できる社会の実現を目指します。本プロジェクトでは、この理念に基づき、行動科学やデザイン学に関する深い知識を持つ筑波技術大学の専門家と、電通グループが協力して、具体的な事業開発に取り組みます。

参加する大学と企業の役割



筑波技術大学は、日本国内で唯一、聴覚及び視覚の障害者に特化した教育機関です。ここで学ぶ学生たちは、情報科学やデザインの専門知識を持ち、企業との共同プロジェクトにも数多く関与してきました。彼らを通じて、企業は当事者の視点を事業開発に反映させることができます。

一方、電通はプロジェクト全体の統括を担い、価値創造に向けての戦略を描きます。さらに、デジタル施策やサービスの実装においては、電通総研が技術面の支援を行います。ミツエーリンクスは、アクセシビリティに関する専門知識を持ち、特にデジタル施策への活用方法を研究していきます。

市場ニーズに応える取り組み



2024年に施行される改正障害者差別解消法により、多様な顧客に配慮した事業運営が求められています。特に日本は、超高齢化に伴い、障害者を含む多様なニーズに応えることが重要です。そのためには、当事者の意見を事業やサービスの開発段階から取り入れることが不可欠です。本プロジェクトは、こうした課題に正面から向き合い、具体的な解決策を模索します。

今後の展望



今後、筑波技術大学と電通グループは、協力企業との具体的なプロジェクトを通じ、当事者の視点を活かしながら事業開発を行っていきます。また、社会におけるインクルージョンを促進し、企業の事業成長にも寄与することを目指しています。この取り組みが、障害のある方々を含めた全ての人々が心地よく生活できる社会の実現へとつながることを期待しています。

結論



インクルーシブデザインは、単なるデザイン手法ではなく、社会全体の価値を高める重要なアプローチです。電通グループと筑波技術大学の共同研究を通じて、これからの多様性を重視した社会の構築を進めていきましょう。彼らの活動が、日本における新たな価値創造の原動力となることを期待しています。


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会社情報

会社名
株式会社電通総研
住所
東京都港区港南2−17−1
電話番号
03-6713-6100

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