神奈川県が生活支援ロボットの募集を開始
神奈川県では「さがみロボット産業特区」を通じて地域の安全で安心な暮らしを実現するため、生活支援ロボットの実用化と普及に向けた新たな取り組みを始めました。このたび、特定の施設が抱える課題を解決するロボットの募集を行うこととなりました。
募集の背景と目的
県の発表によると、今回の募集は、相模原市緑区にある「相模原協同病院」を対象にしています。病院などの医療施設が抱える課題を解決するため、改良を目指すロボット企業や団体からの提案を期待しています。この取り組みは、地域の人々が安心して生活できる環境を作るための重要なステップです。
募集内容について
1. 募集対象者
提案を求めるロボットは、施設が設定したテーマに沿ったものです。具体的には、ロボットやIoT関連製品を組み合わせたソリューションを歓迎しますが、産業用ロボットは応募対象外となっています。
2. 募集期間
応募の受付は、令和7年10月9日から11月7日までです。なお、応募を行う前には必ず「応募意思表明」を11月5日までに提出する必要があります。
3. ロボットの選定
応募されたロボットの選定は、11月中旬を予定しています。外部の有識者で構成される審査会によって、提出された提案のプレゼンテーション審査が行われ、優れた案が選ばれます。
4. 県からの支援内容
選定されたロボットには、神奈川県のロボット実装促進センターから経費の一部を支援します。具体的には、導入実証に係る経費を1件あたり最大500万円(税抜き)まで負担することが可能です。ただし、これは上限額であり、必ずしも全てが採択されるわけではありません。
サポート体制
ロボット実装促進センターでは、ロボット企業が抱える導入の課題に対して、無料の相談サービスも提供しています。相談を希望する場合は、電話またはウェブサイトを通じて対応が可能です。
営業時間は月曜から金曜日の10時から17時まで。相談フォームも用意されており、気軽に問い合わせができる体制を整えています。
まとめ
神奈川県の生活支援ロボットの募集は、地域の安全と安心を実現するための重要な取り組みです。ロボット技術が持つ可能性を活かし、地域の課題を解決するための参加を募集しています。この機会に、最新のロボット技術を応用し、地域貢献を目指す企業や団体の皆さんからの応募をお待ちしています。
詳しい情報は、神奈川県の公式サイトをご覧ください。