エスユーエスの新たな挑戦:デジタルツインDX
株式会社エスユーエスは、空調業界で注目を集める新たな研修システムを開発しました。これは、ダイキン工業のグローバル研修施設「ダイキンアレス青谷」(鳥取市)で実装された、リアルタイムで設備の状態を再現する3Dデジタルツイン基盤です。このシステムにより、従来の数値に基づく管理から一歩踏み込み、直感的な教育が実現されます。
背景にある課題
現代の空調設備は高度化が進み、技術者の教育に多くの課題を抱えています。具体的には以下のような点が挙げられます:
- - 直感的な理解の難しさ:数値でのモニタリングは可能でも、全体の俯瞰が難しい。
- - 技術継承の難しさ:トラブル再現や運転挙動の理解には経験と時間がかかる。
- - データ活用の不足:IoTデータを活かす仕組みが整っていない。
これらの課題に対し、エスユーエスは3D空間に実機の状態を再現し、蓄積データと組み合わせた研修システムを構築しました。
システムの特長
この新しいデジタルツインシステムは、教育や運用の高度化を見越して、以下の機能を備えています。
1. 物理設備とのリアルタイム同期
設備の運転データが常時取得され、三次元空間で可視化されます。さらに、アプリからの操作は実際の設備にも即座に反映され、現実とデジタルが連動した実践的な技術訓練が可能です。
2. 隠れた情報の可視化
配管内の流体や温度、圧力の変化など、通常では把握が難しい設備内部の情報を視覚化。この視覚的表現により、経験の浅い技術者でも複雑な機械の動作を直感的に理解できるようになります。
未来への展望
本デジタルツイン基盤は、研修用途だけではなく、実際の設備管理の高度化や技術者のノウハウ継承にも大きな貢献が期待されます。エスユーエスは、今後もデジタル技術を活用したソリューションの開発を進め、製造業などの人材育成や現場課題の解決を支援していく方針です。
エスユーエスについて
エスユーエスは、ITや機械、電気、電子、化学分野における技術系アウトソーシング事業を主な業務としています。すべてのエンジニアが正社員で、受託開発や顧客企業への派遣業務を提供。さらに、ARやVR技術の開発にも早くから取り組み、今ではその領域で多くの企業からの相談が寄せられています。
このように、エスユーエスは空調業界の教育を刷新し、デジタル技術を用いた新たなキャリア形成を実現しているのです。