小林圭シェフ、待望の新会社設立
2025年10月1日、日本の食文化に新たな風を吹き込むべく、フランス・ミシュラン三つ星シェフの小林圭氏が新会社『株式会社 KEI CONCEPT Japan』を立ち上げることが発表されました。小林氏の料理は、ミシュランガイドで三つ星を6年連続獲得するなど、世界的に高く評価されています。彼は、料理だけでなく、日本の美意識とフランス料理の融合を追求し続けています。
この新たな会社は、パリの『Restaurant KEI』を中心に、国内外の様々な店舗を展開する小林シェフのブランドを一括でライセンス管理します。今後はカフェやパティスリーに限らず、食品、雑貨、ワイン、コスメ、ファッションなどにも事業を拡大する意向が示されています。これにより、シェフの哲学である「素材を大事にし、誠意をもって美味しいものをつくる」が、料理の枠を超えて広がっていくことが期待されています。
小林シェフの哲学
小林氏が料理を通じて提供している体験は、料理の美味しさだけではありません。「ガストロノミーとは幸福を分かち合うもの」という彼の言葉に表れるように、一皿の中には感情とエレガンス、そして誠意を込めた素材が詰まっています。彼は、料理を通じて人々の心を満たし、前向きなエネルギーを届けることに力を注いでいます。
新会社設立の発表に際し、小林シェフは「サニーサイドアップグループと共に進めるこの挑戦が、KEIブランドの世界観を多くの方々に届けるきっかけになる」という期待を語りました。このような新たな挑戦を通じて、彼は「できる限り遠くへ(Allez le plus loin)」と進み続けることを目指しています。
サニーサイドアップグループの役割
新会社『KEI CONCEPT Japan』の設立にあたり、株式会社サニーサイドアップグループがサポートしています。同社は「たのしいさわぎ」をスローガンに、PRやコミュニケーションを通じて様々な価値を創出してきた実績があります。代表取締役社長の次原悦子氏は、小林シェフの料理が持つ人々の感性を研ぎ澄ます力について称賛し、「彼の感性はまさに日本の宝」とコメントしました。
小林圭氏の経歴
長野県諏訪市で育った小林圭氏は、日本料理の父のもとで料理を学び、21歳でフランスに渡ります。名店での修行を経て、2011年には自身の名前を冠した『Restaurant KEI』をオープンし、その後三つ星を獲得するという快挙を達成しました。彼の料理は、美意識や感受性を繊細に皿の上に表現することで知られています。
これからの展望
新会社『KEI CONCEPT Japan』は、今後の事業拡大を通じて、より広範なライフスタイルブランドとしての可能性を探ります。小林シェフの哲学を体現し、志を同じくするパートナー企業と共に、ガストロノミーの枠を超えた新たな展開を推進していくことでしょう。この挑戦が、国内外の食文化に与える影響は計り知れません。期待が高まる中、小林シェフの今後の活動に目が離せません。