2012年卒の就職意識
2011-01-27 11:00:46
2012年卒大学生の就職意識に関する調査結果を発表
2012年卒大学生の就職意識調査結果
株式会社毎日コミュニケーションズが発表した「2012年卒マイコミ大学生就職意識調査」の結果により、2012年に卒業予定の学生の就職観や企業への志向が分析されました。この調査は1979年から毎年行われており、全国の大学生と大学院生1万名以上からの回答が集められました。
学生の就職観の変化
調査の結果、学生が最も重視する就職観は「楽しく働きたい」で、32.6%の学生がこの考えを持っていると述べています。また、「個人の生活と仕事の両立を図りたい」も若干の後押しを受けて21.2%という結果を得ました。この両項目は12年間にわたり続けて重視されており、学生の勤務意識が安定していることが窺えます。
さらに、最近注目されているのが「人のためになる仕事をしたい」という観点で、09年卒では11.3%だったのが、今回の調査では過去最高となる17.5%に達しました。このことからも、より社会貢献を意識した選択をする学生が増えていることが明らかです。
性別および学問分野別の意識
性別や学問分野による違いも見られました。女子学生は「楽しく働きたい」が3割を超える一方で、男子学生は2割を超えたものの3割には届かない結果となっています。特に「人のためになる仕事をしたい」という意見については、理系の男子と女子が前年よりも増加した傾向も見受けられました。
企業志向の変化
次に、企業志向についてですが、大手企業志向は全体で41.4%となり、前年比で5.6ポイントの減少を見せています。これに対して、中堅・中小企業志向は53.4%に上昇し、半数を超えました。特に女性は中小企業に対する志向が顕著で、6割を超える結果が得られました。これにより、安定志向が薄くなってきたことが明らかになってきました。
会社選択のポイント
学生が重視する会社選択のポイントとしては、「自分のやりたい仕事ができる会社」が43.9%とトップとなり、続いて「安定している会社」(22.6%)や「働きがいのある会社」(22.0%)となっています。この結果から見ると、学生たちの安定志向はやや弱まってきていることが分かります。昨年に比べて「給料の良い会社」や「福利厚生の良い会社」に対する関心も減少傾向にありましたが、新興企業への期待は増加している傾向が見られました。
調査詳細
この調査は、2010年10月1日から12月31日の期間に、全国の大学3年生や大学院1年生に対して行われ、回答者数は10,768名に上りました。調査の目的は、学生の就職意識や就職活動の動向を把握し、より良いサポートを提供することです。
調査結果の詳細は「マイコミ採用サポネット」および「マイナビ2012」にて確認可能です。
会社情報
- 会社名
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株式会社マイナビ
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- 東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
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03-6267-4155