ストレージ王の新たな取り組み
株式会社ストレージ王(本社:千葉県市川市、代表取締役:荒川 滋郎)は、トランクルーム事業を展開する中で、環境への配慮を強化するための新たな取り組みを始めました。この取り組みでは、トランクルームで使用していた20フィートコンテナ16本を再活用し、CO2の削減と持続可能な物流を実現することを目指しています。
コンテナ再活用の背景
通常、トランクルームのコンテナは海外から新造品が輸入されますが、ストレージ王は国内で使われていたコンテナを再利用することにより、製造や輸送に伴うCO2の排出量を大幅に抑えることに成功しました。この活動は、企業の社会的責任(CSR)や持続可能な開発目標(SDGs)に貢献するものとして位置づけられています。
環境効果の評価
ストレージ王の取り組みは、国土交通省および経済産業省のガイドラインに基づき評価されています。具体的には、以下のスコープに分けたCO2排出量の評価が実施されました。
1.
Scope1: 国内トラック輸送による排出量(約49.3kg CO2)
2.
Scope2: コンテナの塗装作業で使用される電力による排出量(約32.00kg CO2)
3.
Scope3: 新品コンテナ製造の回避(約63,360kg CO2削減)
4.
Scope4: 海上輸送の回避(約1,056kg CO2削減)
この評価結果から、再利用により総計で約64,334.70kgのCO2が削減され、これは乗用車約17台分の年間排出量に相当します。
社会的な意義
この取り組みは環境への利益だけでなく、地域経済への貢献にもつながっています。地元の塗装業者と連携することにより、地域の雇用を促進し、経済の活性化にも寄与しています。また、持続可能な物流モデルの構築を通じて、エコフレンドリーなサービス提供を目指しています。
今後の展望
ストレージ王は、この成功をもとに全国のトランクルーム拠点で同様のコンテナ再利用を推進していく方針です。特にサプライチェーン全体の排出量削減を追求し、CSRとESG経営の実践を通じて、持続可能な社会の構築に寄与することを重視しています。そうすることで企業の価値向上を図っていきます。
会社概要
ストレージ王は、約11,900室以上のトランクルームを提供する企業であり、顧客資産の持続的な価値向上を目指しています。日本ではトランクルームの利用率が1%未満であるのに対し、アメリカなどは10%を超えるため、今後の市場拡大が期待されています。思い出の品の保管や、荷物整理の手段として、多くの顧客にとっての有用な選択肢となっています。環境保護と経済活動の両立を図るストレージ王の活動は、今後も注目を集めることでしょう。
詳細は
ストレージ王の公式サイトでご覧ください。