住友林業、LGBTQ+への配慮でPRIDE指標3年連続ゴールド認定
住友林業株式会社は、職場のLGBTQ+施策を評価する「PRIDE指標2024」において、最高位のゴールド認定を3年連続で獲得しました。これは、同社がLGBTQ+の社員が働きやすい環境づくりに積極的に取り組んでいる証です。
PRIDE指標とは?
「PRIDE指標」は、任意団体「work with Pride」が2016年に策定した、LGBTQ+が働きやすい職場環境を評価するための指標です。「Policy(行動宣言)」、「Representation(当事者コミュニティ)」、「Inspiration(啓発活動)」、「Development(人事制度・プログラム)」、「Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)」の5つの項目から構成され、全てを満たすとゴールド認定となります。住友林業は、この厳しい基準を3年連続でクリアしたのです。
住友林業の具体的な取り組み
住友林業は、LGBTQ+に関する正しい知識と理解を浸透させるため、2021年から3年計画で役員や各部署の責任者などを対象とした研修を実施してきました。2024年度は採用・研修部門の社員を対象に研修を行い、社員へのeラーニング受講を推奨するなど、多角的な取り組みを行っています。
さらに、個別の相談に対応できるよう、社外の相談窓口も設置しています。2022年1月には「パートナーシップ制度規程」を制定し、同性パートナーや事実婚のパートナーにも配偶者と同様の社内制度や福利厚生を適用しました。これは、LGBTQ+の社員が安心して働ける環境を整備する上で重要な一歩です。
また、社内ポータルサイトに制度や取り組み、LGBTQ+啓発イベントの情報などを掲載し、社員へのオリジナルアライステッカー配布も行うなど、LGBTQ+を理解し支援する「Ally(アライ)」を増やす活動にも力を入れています。
未来への展望
住友林業は、2030年を目標年とするSDGsへの取り組みの一環として、「Mission TREEING 2030」という長期ビジョンを策定しています。このビジョンでは、「働く人が活き活きできる環境づくり」を重要な課題の一つとして掲げており、今後もサプライチェーンに関わるすべての人が安全で健康に、そして活き活きと働ける職場づくりを目指していくとしています。
まとめ
住友林業のPRIDE指標3年連続ゴールド認定は、同社のLGBTQ+への積極的な取り組みと、多様性と働きがいのある職場環境づくりへの強い意志を示すものです。今後も、同社の取り組みが、日本の企業におけるLGBTQ+への理解促進に貢献していくことが期待されます。