株式会社バイウィル、シリーズBラウンドで16.2億円の資金調達を実施
株式会社バイウィルは最近、シリーズBラウンドの1stクローズにおいて、スパークス・アセット・マネジメントがリード投資家となり、合計16.2億円の資金調達を完了しました。この資金調達には、株式会社脱炭素化支援機構(JICN)、SC SK株式会社、中部電力株式会社、信金キャピタル株式会社、株式会社鹿児島銀行、株式会社ぶぎんキャピタルといった7社が参加しています。これによって、系列AおよびBを通じたバイウィルの累計資金調達額は20億円に達しました。
バイウィルのミッションとは?
バイウィルは、全国47都道府県のカーボンニュートラルの実現を目指しています。そのために、カーボンクレジットを軸とした事業を展開し、環境価値を収益機会に変えるための革新的なソリューションを提供しています。企業や地域が行う脱炭素活動から生まれる環境価値を、J-クレジットやその他の証書といった形で可視化し、収益化を実現します。
具体的には、企業や地域の脱炭素活動を支援し、その取り組みをブランディングすることで、企業や地域の価値向上に貢献しています。つまり、企業が持つ環境価値を見出し、流通させるための仕組みを構築し、脱炭素活動をビジネス成長に結びつけることがバイウィルの強みです。
事業の進展と成果
シリーズA以降、バイウィルは多くの専門家を迎え入れ、主軸事業であるJ-クレジット創出の手法を拡張するなど、事業拡大を加速してきました。その結果、連携パートナー企業の数は31件から127件に増え、顧客紹介数も289件から2,108件に飛躍的に増加しました。さらに、パートナー企業の全国カバー率も48%から91%へと向上しています。また、環境価値の創出支援契約やJ-クレジットのプロジェクト登録数も大きく増加しています。
資金調達の背景
バイウィルは、全国の多くの団体と連携し、J-クレジットの創出を進めていますが、まだまだ未開拓なポテンシャルがあるのも事実です。今後の成長を見込んで、資金調達は環境価値創出支援サービスの生産性向上や新たなエリアの拡張、さらに事業成長に必要な人材の採用に活用される予定です。
投資家の期待
多くの投資家は、バイウィルのビジョンを高く評価し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みに共感を示しています。スパークス・アセット・マネジメントの伊藤光大氏は、バイウィルが提供する独自のモデルが「環境価値」と「経済価値」の循環を生み出すと期待を寄せています。また、JICNの福井義高氏や、中部電力の安井稔氏もバイウィルの事業拡大に大きな期待を寄せています。
バイウィルの未来
代表取締役社長の下村雄一郎氏は、「今こそ、義務感から解放され、脱炭素活動を“やりたくなる”ものへと変えていくべき時期だ」と語ります。今回の資金は、バイウィルの「環境価値」と「経済価値」の好循環を生むために大いに活用されるでしょう。新たな挑戦に向け、バイウィルは私たちの未来を形作る存在としての成長を続けていくことでしょう。
会社概要
- - 社名:株式会社バイウィル
- - 本社:東京都中央区日本橋2-3-21群馬ビル6階
- - 事業内容:環境価値創出支援事業、環境価値売買事業、脱炭素コンサルティング事業、ブランドコンサルティング事業
詳細は公式サイトをご覧ください:
株式会社バイウィル公式サイト