映画『名付けようのない踊り』に島本須美の声が響く
映画『名付けようのない踊り』において、名作『風の谷のナウシカ』でナウシカ役を務めた声優、島本須美さんが音声ガイドのナレーターに決まりました。今回の映画は、コロナ禍の影響を受けながらも、視聴覚障害のある方々に「泯(みん)さんのダンスを共に体感」してもらうことを目指す犬童監督の強い想いが込められています。
この映画は2022年1月28日(金)に公開され、クラウドファンディングを通じてバリアフリー制作が行われることになりました。観客が映画館で感動的なダンスを楽しめるよう、さまざまな支援が行われています。音声ガイドの担当が決まった島本須美さんは、数々の名作に出演してきた実力を持つ声優です。
音声ガイド実現の背景
犬童監督は、ナレーターに島本須美さんを選んだ理由について「彼女の声が最初に浮かんだ」と述べます。撮影中、田中泯さんの日常の姿を見ながら、ナウシカの世界観と重なる部分を感じたようです。また、先行試写を行った島本さんは、田中泯さんの自然な演技に感動し、「大地と呼応し合うように踊る姿が印象的でした」と語りました。
音声ガイドの利用方法
音声ガイドには、無料アプリのUDCastをスマートフォンにダウンロードすると、簡単にアクセスできます。このアプリを使うことで、視覚的にも内容が楽しめる音声ガイドを体感できるのです。さらに、聴覚障害者のために字幕付き上映素材も用意されており、現場ではバリアフリーサービスの充実が図られています。
クラウドファンディングの展望
今回のプロジェクトは、MotionGalleryを通じて700万円の目標金額を掲げたクラウドファンディングが行われています。2022年1月11日までの期間中、支援が必要とされ、この映画の夢の実現に貢献できるチャンスが提供されています。新たな試みの映画制作は、映画界にも新しい風を呼び込むことになるでしょう。
島本須美の声優キャリア
島本須美さんは高知県出身の声優で、代表作には『風の谷のナウシカ』のナウシカの他にも、『ルパン三世』のクラリス役や『となりのトトロ』のお母さん役など多数の作品があります。彼女が持つ独特の声質と演技力は、多くのファンに愛されてきた要素のひとつです。
まとめ
映画『名付けようのない踊り』は、音声ガイドを通じて視覚障害のある方々にも楽しんでもらえる内容を目指しています。島本須美さんの参加が決まり、ますます期待が高まるこの作品。是非、皆さんもその瞬間を映画館で体感してみてはいかがでしょうか?
参考リンク