詩人・谷川俊太郎を偲ぶ特別番組放送開始
2024年11月13日、詩人・谷川俊太郎が92歳で逝去しました。日本文学界に多大な影響を与えた彼の足跡を振り返る特別FM番組が放送されます。今回は、春風亭一之輔が中心となり、2018年の響きを新たにする番組『太陽系第三惑星FM谷川〜6年後のピクニック〜』をご紹介します。
番組内容
この番組では、谷川俊太郎の詩作歴を振り返りつつ、彼の肉声を通してその思想や感情に迫ります。2004年、春風亭一之輔が谷川邸を訪れた際の対話が大切な土台となっており、当時の心境や詩への思いをじっくりと掘り下げます。特に、詩に関連するさまざまなテーマについて、「人を好きになったり、恨んだり、嫉妬したりすること」や「言葉の自由度」など、興味深い問いに対する俊太郎の答えが紹介されます。
朗読と音楽
また、番組内では谷川俊太郎が自ら選んだ詩の朗読も行われます。特に「ぽつんぽつん」「死んでから」「おばあちゃんとひろこ」などの作品が予定されており、彼の言葉の力を感じることができる貴重な時間です。さらに、オンエア曲には谷川とその息子である谷川賢作が共演した「うんこ」や「Gentle Whisper」など、多彩な楽曲が流れる予定です。この音楽は、詩との相乗効果を生み出し、深い感動を与えるでしょう。
番組の詳細
この特別番組『太陽系第三惑星FM谷川〜6年後のピクニック〜』は、JFN系列の全国15局で順次放送されます。各局によって放送日時が異なるため、詳細は各局のタイムテーブルをご確認ください。また、radikoを通じて全国どこからでもリアルタイムで聴取可能です。
谷川俊太郎の足跡
谷川俊太郎は、1952年に自身の第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行して以来、数々の受賞歴を持つ日本を代表する詩人です。彼の作品は詩にとどまらず、絵本やエッセイ、さらには音楽や映像の世界にも広がっており、常に新しい表現方法を探求しました。2024年に亡くなるまで、彼は言葉の持つ力を信じ続け、詩作の可能性を追求し続けました。
この特別番組を通じて、谷川俊太郎の心の深淵に触れ、その言葉がどれほどの力を持っていたかを実感できることでしょう。是非、春風亭一之輔のナビゲートで“ピクニック気分”を味わいながら、彼の世界を再訪してみてください。
番組の詳細は、JFN系列の番組HP (https://audee.jp/program/show/300009835) で確認できます。お聴き逃しのないように、ぜひお楽しみください。