株式会社ベネッセシニアサポートが主催する「Work&Care研究会」が、11月21日に新宿で開催されます。この研究会は、『企業は従業員の介護問題にどのように関与すべきか』をテーマにしています。参加者には企業や労働組合、共済会などの関係者が集まり、実際の介護実態に基づいた支援策を模索する場となります。
超高齢社会に突入し、仕事と介護の両立支援についての議論はますます重要性を増しています。2015年から始まったこの研究会は、8回の開催を経て、多様な専門家からの意見や体験談を通じて、実践的な助言を得る機会を提供しています。具体的には、人事労務の専門家や弁護士、医師などが講演し、参加者同士での情報交換が行われます。
今年度の第3回目となるこの研究会では、家族介護をテーマにした研究の第一人者である津止正敏氏がゲストスピーカーとして登壇します。津止氏は立命館大学の教授で、「男性介護者と支援者の全国ネットワーク」の事務局長も務めています。講演では、男性介護者の実態を詳しく掘り下げ、どのように仕事と介護の両立を図ることができるかについて考察が行われる予定です。
最近では、独身者の増加、出産年齢の高齢化に伴い、育児と介護を同時に担う『ダブルケア』を余儀なくされるケースが増加しています。さらに、両方の親が要介護状態となる事例も増えており、男性も立場上介護を担うことが少なくありません。これらの実態に則した両立支援措置の検討が急務となっている現状において、今回の研究会は新たな視点を提供し、参加者にとっても知見を広げる良い機会となることでしょう。
開催概要
- - 日時:2017年11月21日(火)14:00~16:30
- - 出演者:津止正敏氏(立命館大学産業社会学部教授)
- - 場所:新宿NSビル3G会議室
- - 詳細情報:ベネッセシニアサポート
問い合わせ先
株式会社ベネッセシニアサポート 法人事業部
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