江戸切子の日記念イベントの開催
毎年7月5日は「江戸切子の日」として、日本の伝統的なガラス工芸品である江戸切子の魅力を再認識する日です。この日は、2008年に制定され、今年で15年目を迎えることになります。江戸切子の定義や由来、そしてこの伝統工芸品についての理解を深めるための活動が行われています。
特に、日本の伝統を体感できるイベントが7月1日と2日に東京都江東区で開催されることが発表されました。このイベントでは江戸切子の特別販売と体験ワークショップが用意されており、来場者は間近で江戸切子の美しさと技を体験できる貴重な機会です。
特別販売の詳細
特別販売は江戸切子工房2社によるもので、両日ともに来場者に限定の品や一点物が直接販売されます。出店する工房は、江東区の「門脇硝子加工所」と埼玉県草加市の「ミツワ硝子工芸」です。両社はそれぞれ異なるスタイルと技術を持ち、多彩な江戸切子製品を提供しています。
- - 門脇硝子加工所: 魚子文様(ななこ)などの伝統的な模様を使った美しい作品を手掛ける工房です。
- - ミツワ硝子工芸: 若手職人の育成に力を入れ、全国的に展開しているブランドです。
この特別な販売会では、普段は手に入りづらい江戸切子製品が販売されますので、ぜひ足を運んでみてください。
江戸切子体験ワークショップ
さらに、7月1日(土)には江戸切子の体験ワークショップも開催されます。このワークショップは事前予約制で、定員は各回・最大24名となっており、日本の伝統工芸士に認定された職人が直接指導します。
ワークショップでは、江戸切子のカットマシンを使って、実際に伝統的な模様をカットする体験ができます。所要時間は約20分で、体験作品はお持ち帰りいただけるため、記念になること間違いなしです。
ワークショップの詳細
- - 日時: 7月1日(土)11時から(各回2名ずつ)
- - 料金: ケーキ皿2500円、ロックグラス3500円(いずれも税込)
- - 申込方法: 事前に江戸切子協同組合事務局へ電話予約が必要です(TEL: 03-3681-0961)
新たな連携による地域活性化
イベント会場は「y-lab」という異業種連携施設で、ガスインフラに特化した横田アスコム株式会社が運営しています。この施設は地域の産業とものづくりを結ぶ重要な役割を果たしています。江戸切子協同組合は、この施設との連携を通じて、地域貢献を目指しているとのことです。
イベントの開催にあたっては、感染症対策を万全に行いながら進めていく予定です。江戸切子の魅力を多くの人に知ってもらうことで、地域の認知度を高め、今後の伝統工芸品の可能性を広げることを目指しています。
ぜひこの機会に、江戸切子の美しさや伝統に触れ、素晴らしい体験をお楽しみください。
イベント詳細
- - 日時: 2023年7月1日(土)・2日(日) 11時~17時
- - 場所: 東京都江東区大島2丁目40番5号1階 y-lab特設会場
- - 交通: 都営新宿線西大島駅A2出口より徒歩3分
江戸切子の素敵な世界に、あなたもぜひ触れてみてはいかがでしょうか。