地盤変動を3社が共同で可視化
2023年7月28日、スカパーJSAT株式会社、株式会社ゼンリン、及び日本工営株式会社の3社は、新たな地盤変動モニタリングサービス「LIANA®」の新サービスプランを発表しました。このサービスは、衛星データを活用し、斜面や地盤、さらにはインフラの変状をリアルタイムで可視化することができます。
なぜLIANA®が必要なのか?
最近、気候変動の影響やインフラの老朽化が深刻な問題となっており、特に自然災害が頻発しています。そのため、災害発生時の迅速な対応だけでなく、平時における災害予兆の早期把握が求められています。
このニーズに応える形で、LIANA®はJAXAの先進レーダ衛星「だいち4号」(ALOS-4)の高精度な観測データを利用し、スタンダードプランを新たに追加しました。ALOS-4データは、世界でもトップレベルの解像度と広範囲な観測能力を誇り、地盤変動を継続的にモニタリングし、防災やインフラ維持管理において効果的な支援を提供します。
新プランと料金設定
従来のプランに代わる新たな料金体系が導入されました。これまでは「1km²当たり21万円」の料金設定でしたが、今後は「4km²当たり21万円」に変更されます。この料金体系により、解析したい範囲が1km²を超える場合や、道路や河川、鉄道などの線状インフラを対象とした解析がさらに利用しやすくなります。
LIANA®の機能と特徴
LIANA®は、2020年に始まった衛星データを基にしたサービスで、3社の強みを生かした総合的な解析が特徴です。スカパーJSATが SAR画像解析を担っており、利用者は確認したいエリアの地盤の変動データを簡単に視覚化できます。このシステムには、日本工営の専門知識に基づく地盤変動の状況を直感的に把握できるノウハウと、ゼンリンの詳細な地図データが含まれています。
このサービスは、国や地方自治体、インフラ事業者、建設コンサルタントなど、幅広いユーザーに活用されており、老朽化したインフラの維持管理や災害対策に役立っています。地盤の変状を早期に検知することで、持続可能なインフラ管理と防災への貢献が期待されています。
新プランの具体的な内容
新たに提供される3つのプランは、利用目的に応じた解析結果と活用イメージを提供します。LIANA®では、地盤変動を面的に可視化し、歴史的な変位推移のグラフ表示や危険度評価などを通じて、対象エリアの地盤がどのように変化したのかを分かりやすく把握することができます。
詳細な内容は、公式ウェブサイトでも確認できるため、興味があればぜひ訪れてみてください。公式サイトはこちら:
LIANA®公式サイト
このように、新しい地盤変動モニタリングサービスは、現代の社会が抱える重要な課題に対し、実効性のある解決策を提供しています。