MediBangと韓国ウェブトゥーン産業協会が業務提携
株式会社MediBang(本社:東京都渋谷区)は、韓国ウェブトゥーン産業協会(KWIA)と戦略的業務提携に関する覚書(MOU)を締結しました。この提携は、両者の共有する「クリエイター支援」に向けたビジョンを基にしたもので、ウェブトゥーン市場のさらなる発展に寄与することを目的としています。
グローバルウェブトゥーン市場の拡大
近年、スマートフォンを利用した縦スクロール型のコミックやウェブトゥーンが急成長を遂げており、特に日本の市場でもその影響力は急速に高まっています。2024年度には、日本の電子コミック市場における売上の約10%以上をウェブトゥーンが占める見込みです。このトレンドは、国内のクリエイターに新しい表現の場を提供し、国際市場への進出の足がかりともなります。
提供情報・技術交流とクリエイター支援の推進
MediBangとKWIAは、マンガとウェブトゥーン制作に関するノウハウを相互に提供し、技術的な課題解決を図ります。この連携によって、制作スタジオが直面する具体的な問題を迅速に把握し、MediBangが提供する様々なクリエイターツールの競争力向上を目指します。
日韓コンテンツの相互流通とグローバル展開
両機関は、ウェブトゥーンに関連するイベントやセミナーの共同開催、クリエイター育成プログラムの強化を通じて、日本と韓国間のコンテンツ産業の交流を促進します。また、韓国の優れたウェブトゥーン作品を日本市場に流通させ、日本の作品を韓国市場に展開することを支援し、相互のコンテンツ流通を活性化させる計画です。
グローバルウェブトゥーンIPビジネスの発展
韓国はデジタルコンテンツの分野において、多くの優れたクリエイターを輩出しており、その創造性は世界的にも高く評価されています。MediBangの持つグローバルなクリエイターネットワーク、翻訳と流通のノウハウ、プロモーションの技術と、KWIAの韓国ウェブトゥーン産業のエコシステムを融合することで、高品質な作品の創出とその海外展開を実現し、さらにアニメやゲームなどとのメディアミックス展開を推進していくことで、IPの価値を最大化することを目指します。この取り組みを通じて、新たな収益機会の創出と、ウェブトゥーン産業全体の持続的な発展に寄与していきます。
韓国ウェブトゥーン産業協会(KWIA)とは
KWIAは、韓国ウェブトゥーンの文化的価値を広げ、業界の発展を図るために、2015年に設立された団体です。主要なウェブトゥーンプラットフォーム事業者や制作会社が参画し、産業全体の振興と国際的な競争力の強化を実現しています。
MediBangについて
MediBangは、「世界中の誰でもクリエイターに」というミッションを掲げ、プロ向けのイラスト・マンガ制作ソフト『MediBang Paint』や『MediBang Pro』、イラスト投稿サイト『ART street』など、クリエイターを支援するサービスを展開しています。これらのサービスは、世界中で1億ダウンロードを突破し、多くのクリエイターに利用されています。さらに詳しい情報は
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