iReceiptがもたらす新たな購買体験
ネットラピュタ株式会社の関連会社である株式会社ログノートは、2014年2月28日より新しいPOS連動型電子レシートシステム「iReceipt」の運用を開始しました。このシステムは、株式会社ブシロードやカードゲーム販売の大手カードキングダムと連携し、消費者と店舗の新たなつながりを築くことを目的としています。
環境保護と顧客利便性の両立
消費者は、iReceiptシステムを利用することで、スマートフォンをかざすだけで電子レシートを受け取ることができます。これにより、今まで無駄にされがちだった紙のレシートを減らし、環境保護に貢献することが可能となります。さらに、店舗側も、顧客の購入履歴を活用した販売促進活動を行いやすくなるというメリットがあります。
もはや捨てられるだけのレシートではない
従来、消費者は購入時に受け取った紙のレシートをすぐに捨ててしまうことがほとんどでした。そのため、保証が必要な場合や返品が必要な際に大きな支障をきたすこともありました。しかし、iReceiptではこれを改善。消費者は、アプリを通じていつでも購入履歴にアクセスできるため、管理が容易になります。加えて、店舗も顧客の来店データを活用し、効率的な販促を実施することができるのです。
わかりやすい販促と情報提供
iReceiptアプリは、消費者が簡単にダウンロードでき、導入された店舗で買い物をすると電子レシートを受け取ることができます。この電子レシートは、超音波技術を用いた端末認証を通じて、スマートフォンにスムーズに表示されます。これにより、紙の劣化や紛失のリスクを低減し、顧客は安心して買い物が楽しめます。
店舗側も、発行した電子レシートに基づき、クーポンの発行や新商品の告知を容易に行うことができます。これにより、実店舗での販売促進とともに、自社ECサイトへの誘導も可能となり、双方向のコミュニケーションが生まれることが期待されています。
O2O体験の実現へ
今回の取り組みは、O2O(Online to Offline)を現実のものとするものです。ブシロードは、テレビ番組や各種メディアを通じてiReceiptアプリのダウンロードを促進し、アプリを使った顧客には特製ノベルティをプレゼントするなどのキャンペーンを展開します。これにより、店舗での購入を促進し、最新情報を顧客に届けることが可能になります。
今後の展望
ログノートは、2014年度末までに2,000店舗への導入と100万枚の電子レシート発行を目指しており、さらには2018年度末までに50,000店舗、50億枚の発行を予定しています。このように、iReceiptシステムは、コンビニエンスストアやスーパー、専門店など多様な店舗での導入を進め、より豊かな消費体験を提供していくでしょう。
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