つらいめまいに寄り添う漫画本の登場
つらいめまいに悩む方々に向けて、ナツメ社から新刊『マンガでわかるつらいめまいの治しかた』が、2024年8月16日に発売されます。この書籍は、めまい専門医の五島史行氏が監修し、カラーやイラストを用いて症状の理解から治療法までをわかりやすく解説しています。特にめまいの症状は分かりにくく、理解されづらいところがあるため、多くの患者さんが心の中で孤独を感じていることが多いです。
めまいにまつわるリアルな悩み
めまいを患う人々は、「周りから理解されない」「長年苦しんでいるのに原因がわからない」といった気持ちを抱くことがよくあります。また、「外出が怖い」「休んでも改善しない」といった不安も募るばかり。これに対して本書では、めまいのしくみや治療法の紹介に加えて、症状との付き合い方やポジティブな気持ちへの導き方を伝えています。患者さんが直面している現実に寄り添いながら、解決のヒントを示してくれることでしょう。
イラストと大きな文字で読みやすさが際立つ
本書は、めまいの種類やその原因、症状を軽減するための治療法を、イラストとともに解説しています。新たに診断基準が設けられた「持続性知覚性姿勢誘発めまい」や「前庭性片頭痛」に関しても十分な情報が含まれており、読者が自分の症状について深く理解できるよう配慮されています。
自宅でもできるリハビリ法
めまいに対してリハビリが効果的な場合も多く、本書では自宅で行える前庭リハビリテーションを20種類紹介しています。動きや解説がイラストで丁寧に示されているため、誰でも気軽に取り組むことができます。忙しい日常の中で、少しずつ改善を目指す手助けになるはずです。
体験談マンガで前向きな気持ちを
また、じっくりと治療に取り組んでいたり、リハビリに励んでいる方々の体験談も多数収録。このマンガ形式での紹介は、癒しや共感を生むもので、孤独感や不安を軽減し、前向きに取り組む力を与えてくれるでしょう。
記録シートのダウンロードで効果を実感
さらに、症状やリハビリの進捗を記録できるシートがダウンロード可能です。「めまいと頭痛のダイアリー」や「リハビリ日記」を使用することで、治療の状況を振り返りつつ、次に生かすための参考にすることができます。
目次の紹介
本書の構成は以下の通りです。
- - 1章「めまい」って何?
- - 2章 6つのめまい:良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎、前庭性片頭痛、メニエール病、持続性知覚性姿勢誘発めまい、恐怖性姿勢めまい症
- - 3章 前庭リハビリテーション
監修者の紹介
監修を担当した五島史行医師は、耳鼻咽喉科のめまい専門医であり、医学博士でもあります。多数の大学病院での経験を経て、専門の治療だけでなく、リハビリの研究においても多くの患者に寄り添っています。その著書も多数あり、実績から得られる情報は信頼性が高いです。
書籍の基本情報
『マンガでわかるつらいめまいの治しかた』は、定価1,485円(税込)で、A5判176ページに及ぶオールカラーです。受け取る側の配慮が随所に感じられる内容で、めまいで苦しむ方々にとって、心強い手助けとなることでしょう。
この本が、少しでも多くの方々の助けとなることを願っています。