変化する雇用市場
2025-04-28 17:51:02

急速に変化する日本の雇用市場を考えるイベントレポート

労働人口急減時代の新たな人材活用法



2025年4月8日、株式会社Trustyyleが主催するイベント『労働人口が急減する日本での新しい人材活用法』が東京都で開催されました。本イベントでは、特にフリーランスや業務委託のプロ人材を企業がどのように活用し、効果を上げていくかが議論の中心となりました。日本全国で人材不足が深刻化する中、専門技術を持つ個人たちの力をいかに引き出すのか、その具体的な方法が求められています。

イベントの背景と目的



現在、正社員採用だけでは企業の人材ニーズを全て満たすことが難しくなっています。この問題を解決するため、多くの人事担当者がフリーランスや業務委託の専門家に目を向けています。本イベントでは、「キャリーミー」を運営する株式会社Piece to PeaceのCEO、大澤亮氏をスピーカーに招き、具体的な成功事例を交えたプレゼンテーションが行われました。

フリーランス人材の可能性



多くの参加者が抱える懸念の一つは、業務委託による成果が曖昧にならないかということ。しかし、大澤氏は「業務委託だからこそ、成果にコミットする意識が高いプロ人材が集まりやすい」と説明しました。契約や堅実な対面コミュニケーションによってトラブルを事前に回避することも可能だと言います。

成功事例の3つの秘訣



大澤氏が挙げた成功事例にはいくつかの共通点があります。以下に要約します。

1. 対面コミュニケーションの重要性: 週に一度はオフィスに出社し、雑談やオフラインでの対話を重視することで、信頼関係を築くことが大切です。このような偶発的なアイデアを生む機会を提供することが、リモートワークでは得られない価値となります。

2. 明確な成果目標設定: 漠然とした「認知拡大」や「採用強化」ではなく、具体的な数値や期限を設定し、企業とプロ人材の共通ゴールを明確にすることが必要です。

3. 業務の細分化: 正社員では補えない専門性が求められる領域を切り出し、プロが活躍できる仕組みを整えることが求められます。

参加者の声



イベント終了後に行ったアンケートでは「プロ人材のリアルな事例が聞けて良かった」「プロ同士の“相性や交渉力”の大切さを再認識した」といった高評価が寄せられました。また、プロ人材に求めるのは成果だけでなく、社内へのノウハウ移転や社員の実務スキル向上のための研修やディレクションを期待する声も多くありました。

大澤氏のプロフィール



登壇者の大澤亮氏は、株式会社Piece to Peaceの代表取締役CEOであり、業務委託マッチングサービス「キャリーミー」の立ち上げに関わったシリアルアントレプレナーです。新卒で三菱商事に入社後、様々な企業での経験を経て2009年に同社を創業。現在2200社以上をサポートしており、豊富な経験をもとに多くの企業の課題解決に貢献しています。

人事図書館の紹介



本イベントは、2024年にオープンした人事図書館が主催しました。東京人形町を拠点にし、2500冊以上の人事関連書籍と600名以上の会員を抱えています。人事関連職が学び合い、未来を切り開くためのコミュニティを目指しています。


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会社情報

会社名
株式会社Trustyyle
住所
東京都中央区銀座3丁目11-3 7F
電話番号

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