スティーヴ・ライヒ、現代音楽の第一人者であり、90歳を迎えた彼を祝う特別なプロジェクトがスタートしました。その名も「REICH90」。このプロジェクトは、世界的な打楽器奏者である加藤訓子が企画・プロデュースを手掛けており、彼女の10年以上にわたる若手育成プログラム「inc.」の10周年を祝う意味も込められています。オープニングは2026年6月20日に彩の国さいたま芸術劇場で行われ、多くの観客を魅了しました。
全国ツアーは、2026年9月5日に東京のめぐろパーシモンホール大ホールで本格的に始まります。このツアーでは、ライヒの代表作と思われる「Drumming Part I」、「Nagoya Marimbas」、「Piano Phase」(加藤によるヴィブラフォン版)など、彼の音楽の魅力を存分に楽しむことができます。また、ユニークな現代音楽のメロディとリズムを持つ作品たちが、今の若手演奏家たちによって見事に表現されることが期待されています。
ツアーは東京を出発点に、北米ツアーを挟みつつ、さらにはサントリーホール(東京)、穂の国とよはし芸術劇場PLAT(愛知)、三重県総合文化センター(三重)、不二羽島文化センター(岐阜)、KIWA TENNOZ(東京)、青山音楽記念館バロックザール(京都)、掛川市美感ホール(静岡)、那覇文化芸術劇場(沖縄)と、全国各地で開催される予定です。
加藤は演奏活動にとどまらず、若い才能を育てる重要な役割を果たしており、高く評価されています。特に「inc.」という事業を通じて、彼女は次世代のアーティストたちに明るい未来を提供しています。このプロジェクトはスティーヴ・ライヒの音楽を次の世代に繋げる役割も担い、新たな芸術文化を世界へ発信する機会を創出しています。
音楽を通じて人々を繋ぐ力を持つライヒの作品は、これからも多くの人々に感動を与え続けるでしょう。「REICH90」は、その象徴とも言える特別なプロジェクトです。そして、このプロジェクトそのものが、ライヒの音楽を新たな形で楽しむための重要な機会となります。多くの音楽ファン、アート愛好者にとって、このツアーは見逃せないイベントとなることは間違いありません。さらには、ライヒの音楽が形作る未来が、これからも新しいインスピレーションを与えてくれることを誰もが望んでいることでしょう。