聖隷厚生園で甲子園のパブリックビューイングを開催し地域と共に感動を分かち合う

聖隷厚生園での特別な一日

2025年8月15日、静岡県浜松市に位置する社会福祉法人聖隷福祉事業団が運営する聖隷厚生園にて、全国高等学校野球選手権大会のパブリックビューイングが開催されます。このイベントは、障害者デイサービスルームで行われ、地域社会との絆を深める貴重な機会となります。

応援を通じた感謝の気持ち

聖隷クリストファー高等学校からの学生たちは、普段から聖隷厚生園を訪問し、車いすの清掃や草刈り、行事の飾り付けなどを行い、入居者と心温まる交流を重ねています。彼らの支援に対して感謝の気持ちを形にするべく、今回のパブリックビューイングの企画が持ち上がりました。参加者は、試合を観戦しながら声援を送ることで、恩返しの心を込めて一緒に球児たちを応援します。このイベントは、地域の人々が共に感動を分かち合い、強い絆を築くきっかけになると信じています。

インクルーシブな社会の実現への道

聖隷厚生園では、利用者が自立し充実した社会生活を営むための様々な支援が行われています。障害がある方々や介護が必要な方々に向けて、入所や通所の形で、それぞれのニーズに応じたサポートが提供されているのです。今回のパブリックビューイングでは、試合の臨場感や観客の熱気が利用者たちに新たな刺激をもたらし、心身の活性化につながると考えられています。また、これまで支えられる立場にあった利用者が、今度は応援する側として関与できることは、「共に支えあい、生きる」インクルーシブ社会の実現に向けた小さな一歩となります。