音楽の新たな一歩！日本音楽協会の音楽技能検定が始動

新たな音楽学習の枠組み「音楽技能検定」

音楽は社会において重要な役割を果たし、人々の心を豊かにする文化的な活動です。その中で、音楽の技能を客観的に評価し、学ぶ機会を提供することがますます求められています。そんな背景の中、一般社団法人日本音楽協会は、新たに「音楽技能検定」を開始することを発表しました。

音楽技能検定の概要

この音楽技能検定は、音楽家としての基礎力を身につけるための検定であり、ソルフェージュ能力の早期開発を重視しています。具体的には、課題曲演奏を行う実技試験に加え、楽典、聴音、視唱・リズム、初見視奏といった多岐にわたる知識を測る科目が含まれています。これにより、音楽教育の基本をしっかりと学べる内容になっています。

検定の難易度と合格基準

音楽技能検定は、10級から1級までの全10レベルが用意されています。10級は音楽を学ぶ初年度のレベルから始まり、1級は音楽大学合格レベルの難易度と設定されています。これにより、初心者から上級者まで、幅広い音楽愛好家が挑戦できる環境が整えられています。

さらに、合格するまでは何度でもトライできるのもこの検定の大きな特徴です。独自の基準による絶対評価が適用されるため、参加者は自らの成長を可視化でき、いまの実力を確認しながら学び続けることが可能となります。

申込方法と試験の実施

「音楽技能検定」は2023年春から実施されます。カレンダーをチェックして、必要な情報をしっかりと確認しましょう。

- 申込期間：2023年5月1日（月）～5月31日（水）
- 実技試験期間：2023年7月～10月、全国各地の会場で実施
- 学科試験日：2023年8月27日（日）、桐朋学園大学・仙川校舎（東京都）

受験は自由な組み合わせが可能で、同じ級の実技と学科の両方に合格した場合には、後日認定証が送付される仕組みです。詳細情報は日本音楽協会の公式サイトから確認できるため、興味のある方は早めにアクセスしてください。

音楽教育の新しい歴史を作る

この音楽技能検定は、音楽を愛するすべての人に新たな学びの機会を提供するだけでなく、音楽教育の基盤をしっかりと築くための一歩でもあります。特に文部科学省の後援認定を目指しており、教育界における信頼性が高まることが期待されています。
音楽を深く学び、技術を磨きたいと考えている方は、このチャンスを逃すことなく、ぜひ検定を受けてみてください。音楽の楽しさと奥深さを感じることができる貴重な体験が待っています。