よびもり、本社移転
2023-06-02 11:30:00
株式会社よびもり、本社を北海道へ移転し新たな展開へ
株式会社よびもり、本社移転の背景と今後の展望
株式会社よびもりが、北海道紋別市出身の代表による創業の経緯を背景に、本社を北海道札幌市へと移転しました。元々、代表は九州大学大学院に在学中に、漁師であった祖父を根室沖での海難事故で失うという辛い経験をしました。この経験は、彼が開発した海難事故救助サービス『よびもり(yobimori)』の根底にあります。
祖父の漁師との絆
『よびもり』のコンセプトは、祖父との思い出や漁師たちとの絆を大切にしながら形成されてきました。サービスの開発には福岡県内の漁業協同組合や漁師たちの協力が不可欠であり、地元の文化と技術の融合が進められてきました。特に2023年1月には、祖父ゆかりの地である羅臼沖で実証実験を実施しました。この実験の成功を受けて、羅臼町や知床羅臼観光船協議会と協定を結び、北海道での活動がさらに拡がることとなりました。
新たなオフィスの開設
このような活動の増加に伴い、ついに新たに本社を設けることを決定しました。目的は、北海道全域で『よびもり』の導入を加速し、地域の活性化を図ることです。さらに福岡との連携を強化し、全国規模での救助体制の拡充も視野に入れています。今後、両エリアからの連携を深め、海難事故が発生した際に、最速で要救助者を救助できる体制を整えます。
本社移転の概要
移転先の新しい本社は、札幌市北区北7条西に位置します。具体的な住所は『トーカン札幌第一キャステール 607』で、移転日は2023年5月29日です。また、福岡にあるオフィスも併設されており、福岡一帯でのサービス提供も継続しています。
『よびもり』のサービス内容
『よびもり』は、海難事故発生から救助までの時間を最大12時間からわずか1分に短縮する画期的なサービスです。この仕組みは、SOS発信端末やアプリを使用して、近くにいる漁船や観光船、さらには要救助者の家族に救助要請を迅速に送ることができます。アプリを介して捜索状況もリアルタイムで共有され、関係者全員が状況を把握できるのです。
このような機能により、海難事故の死亡率を下げるだけでなく、遺族や近隣の漁業者への二次被害も防ぐことが期待されています。特に海が近い地域の人々にとって、このサービスは非常に重要なものとなっているのです。
さらなる全国展開を目指して
株式会社よびもりの代表、千葉佳祐氏は、「私たちの目標は、一人でも多くの命を救うことです。そのために、本社を北海道に移転しました。これからはさらなる全国展開を目指します」と語っています。彼の言葉には、祖父への敬意や、海を守るための決意が込められています。
このように、株式会社よびもりは今後ますます進化し、より多くの人々の命を守るために努めていくことでしょう。
会社情報
- 会社名
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株式会社よびもり
- 住所
- 福岡県福岡市中央区舞鶴1丁目9番地3号 朝日プラザ天神 1204
- 電話番号
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