サステナブルアワード
2020-11-09 13:00:09
第2回ジャパン・サステナブルシーフード・アワードの受賞者に迫る!
第2回ジャパン・サステナブルシーフード・アワードでの輝き
昨今、環境問題への意識が高まる中、食の持続可能性はますます重要なテーマとなっています。その中で、毎年開催される「ジャパン・サステナブルシーフード・アワード」は、海と人をつなぐための優れた取り組みを表彰する場として注目を集めています。今年もお待ちかねの第2回アワードが開催され、数多くの応募の中から選ばれた受賞者たちの熱意あるプロジェクトが脚光を浴びました。
受賞者とそのプロジェクト
コラボレーション部門
コラボレーション部門では、海光物産株式会社、日本IBM株式会社、アイエックス・ナレッジ株式会社、株式会社ライトハウスの共同プロジェクト「ブロックチェーンを活用した非対面型ビジネスモデルの構築~Ocean to Table~」が栄冠に輝きました。このプロジェクトは、日本初の漁業改善プロジェクトに取り組み、漁獲情報をブロックチェーン技術でつなげることで、消費者が食の来歴を理解しやすくすることを目指しています。
このシステムにより、消費者は水揚げから食卓までの過程を追跡でき、漁業者の思いや環境への配慮を知ることが可能となります。海光物産の代表取締役社長、大野和彦氏は、「魚も自分の価値を伝えたいはずだ」と話し、消費者とのつながりを重視した取り組みを強調しました。
リーダーシップ部門
リーダーシップ部門では、株式会社きじまの「美味しい和食と豊かな海を、未来もずっと。」が受賞しました。このプロジェクトは、和食を通じて豊かな海を未来に残そうとするサステナブルな取り組みです。昨年度に続き、ASCおよびMSC認証を獲得し、年間40万人を超える顧客に安心・安全な和食を提供しています。事業戦略室長の杵島弘晃氏は、「食を通じて持続可能な共同体の創造に寄与する」との理念を掲げ、今後もサステナビリティの推進を続けると語りました。
特別賞
また、特別賞には株式会社臼福本店が選ばれました。この企業は、タイセイヨウクロマグロの持続可能な漁業を行い、国際的に資源保護の取り組みを進めています。今年8月、同社は世界初のタイセイヨウクロマグロのMSC認証を取得しました。代表取締役社長の臼井壯太朗氏は、伝統ある日本の漁業を再び世界へとアピールする姿勢を示しました。
トロフィーの製作と環境配慮
受賞者に贈呈されたトロフィーは、株式会社サワヤによって制作された100%リサイクルガラスから成り立っています。このトロフィーには、環境への配慮が込められています。使用されている廃蛍光灯は、もともと産業で問題視されていたもので、リサイクルと脱水銀化処理を通じて環境汚染を防ぐことを目指しています。
未来への期待
このアワードの受賞者たちが示す取り組みは、持続可能な漁業とサステナブルな食文化を推進するための重要なモデルケースとして、大いに期待されています。海と人の調和を目指す企業たちの挑戦は、今後の社会における食のあり方にも影響を与えることでしょう。
詳細は公式サイトをご覧ください。
会社情報
- 会社名
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株式会社シーフードレガシー
- 住所
- 東京都港区東新橋2-9-1 CIRCLES汐留 7階
- 電話番号
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