ブラスケム、大阪・関西万博でのバイオベースプラスチック展示
2025年9月1日から5日までの間、大阪・関西万博にて、ブラジルの大手化学企業ブラスケムが自社のバイオベースプラスチック「I’m green™」を展示します。この取り組みは、サステナビリティに向けた新たな一歩を simbolizするものです。ブラスケムは、CO₂削減に貢献する植物由来のプラスチックを大規模に生産していることで知られており、万博のブラジルパビリオン内で"自然とイノベーションを讃える体験型空間"として設計された展示に対して、多くの注目が集まっています。
「I’m green™」の特徴と意義
「I’m green™」は、再生可能資源であるサトウキビを原料としたバイオポリマーです。この素材は、従来の化石資源由来のプラスチックに比べて低い環境負荷を実現し、リサイクルも可能です。これにより、ブラスケムは顧客に対してサステナビリティを推進する機会を提供し、従来の生産プロセスを変更することなく環境への配慮を実現しています。
展示内容には、以下の三つの主なアプリケーションが含まれています:
1.
アシックスとのコラボレーション
アシックスの「GEL-LYTE™ III CM 1.95」スニーカーに使用されている「I’m green™」バイオベースEVAは、業界最小のカーボンフットプリントを実現し、履き心地も兼ね備えています。このスニーカーの製造には、ISO規格に準拠したカーボンフットプリント算定が行われ、第三者による検証も受けています。
2.
ボトルアップと持続可能性
ボトルアップが展開する「I’m green™」バイオベースPEは、使い捨てプラスチックの削減を目的としています。軽量で耐久性のあるボトルを提供し、日常での使用を促進することで、資源の有効利用とCO₂排出量の削減を実現しています。
3.
ポリタンによるスポーツの未来
世界トップレベルの人工芝を提供するポリタンは、サッカーやラグビーに適した「I’m green™」バイオベースPEを採用し、カーボンゼロの製品として注目されています。この革新的な素材によって、2024年パリオリンピックでの使用が予定されている人工芝は、持続可能なスポーツの可能性を示しています。
万博開催に向けたメッセージ
ブラスケムの日本カントリーマネージャーであるフレデリコ・アキラ・ヤジマ・シャベス・カンポス氏は、万博が持続可能な未来を描くプラットフォームであることを強調しました。訪れる人々には「I’m green™」がどのようにカーボンニュートラル社会の実現に寄与するのか、その取り組みを学んでもらいたいと考えています。サステナビリティに向けたブラスケムの努力は、ブランドや業界の枠を超え、未来の技術革新につながることでしょう。
2025年9月、大阪・関西万博でのこの展示は、環境問題を考えるきっかけとなるとともに、持続可能な社会に向けた新たな製品の可能性を示す貴重な機会です。
詳しくはブラスケムの公式サイトをご覧ください。
ブラスケム公式サイト
万博に参加することで、皆さんも持続可能性の未来に一歩近づくことができるかもしれません。