企業会計の未来を見据えたセミナー
株式会社ジェーアイシー(JIC)が主催するセミナーが、2008年9月25日に東京で開催される。このセミナーは、特に新興市場の上場企業に向けて、連結四半期決算の「完全自動化」を実現するためのシステムについて紹介されるものだ。会計業務の効率化を進めたい企業にとって、非常に有益な機会となるだろう。
四半期決算開示の義務化とその影響
2008年4月1日より、四半期決算の開示が45日以内に行わなければならない規則が施行された。特に新興市場の企業は、ホールディングカンパニーや企業の買収といった組織改革を進める中で、様々な会計基準や税制の変更に柔軟に対応する必要がある。その結果、経理部門には多くの業務負担がかかり、既存の会計システムではこの負担を軽減することが難しいという現状がある。
企業の成長を支えるためには、効率的な会計処理が求められ、こうしたニーズにJICが応えるシステムを提案することが重要なのだ。
セミナーの内容と目的
セミナーでは、ボタン一つで制度会計から連結決算までの自動化を実現するための新たな提案がされる。参加者は、月次のグループ管理会計処理を通じて、迅速かつ正確な決算情報の開示が可能になることを学ぶことができる。また、内部統制や国際会計基準への対応を低コストで実現する手段も提示される。
基調講演では、新日本有限責任監査法人のシニアパートナー、三浦太(まさる)氏が登壇し、内部統制システムの重要性を解説する。三浦氏は主に上場企業の財務諸表監査や内部統制監査を担当しており、業界での豊富な経験を持つ専門家だ。彼の話を通じて、参加者はディスクロージャー体制を強化するための具体的な知識を得られるだろう。
セミナー詳細
このセミナーは以下の日程で行われる:
- - 名称:連結四半期決算「完全自動化」システム発表セミナー
- - 日時:2008年9月25日(木)14:00~17:00
- - 場所:東京コンファレンスセンター・品川403号室
- - 受講料:無料
- - 定員:60名(事前申し込みが推奨される)
ターゲット層は主に新興市場上場企業の経理部門の担当者や責任者、経営管理部門のスタッフである。
株式会社ジェーアイシーの概要
株式会社ジェーアイシーは、戦略型財務会計システム「JIC NET」を開発・販売している。このシステムは、全国で1,300社以上の導入実績があり、様々なニーズに応じた機能が備わっている。また、自社の独自技術を駆使した高速処理を実現しており、企業のコストダウンにも寄与している。
今後、財務会計、固定資産、内部統制など多様な分野でのソリューションを提供し、さらなる企業成長の支援を目指していく。今回のセミナーを通じて、会計の未来を共に考えていきたい。参加者には、自社の経理業務に革新をもたらすきっかけとなる情報が提供されることだろう。