非常時の味方『ライフスープ』とは
最近、非常時や災害時においても栄養管理が可能な備蓄食品として注目を集めているのが、備蓄用栄養補給スープ『ライフスープ』です。この商品は、アレルギー特定原材料が28品目も含まれていないため、幅広い世代の方々に安心して利用してもらえることから、先日、日本災害食学会による認証を取得しました。
日本災害食とは?
『ライフスープ』の認証を受けた「日本災害食」とは、災害時に役立つ食品として一般社団法人日本災害食学会が定めた基準を満たしたものを指します。この基準には、災害時の食事として有用であることを示す要件が含まれており、その中には日常生活でも取り入れることができる加工食品が含まれています。
健康に気を配った備蓄食品の必要性
災害時に必要とされるのは、もちろん「水」や「主食」といった必需品ですが、それだけでは充分とは言えません。特に、炭水化物系中心の食事ばかり続くと、栄養素が偏ってしまい、4日目以降にはビタミンやミネラルが不足することが多く、これが「健康災害」を引き起こすことに繋がります。最近の災害の実情をみると、非常時においても健康を維持するための栄養管理が重要だということが、ますます認識されるようになっています。
こんな状況下で、特に気を使わなければならない方々が存在します。たとえば、嚥下が困難な高齢者や、持病による食事制限を受けている人、妊産婦、幼児、障がいを持つ人々です。これらの方々が実際に食事を摂ることができないと、栄養失調や健康の悪化に直結する危険性があります。
『ライフスープ』の開発背景
このような社会課題に応え、非常時でも誰にでも適応できるようにと開発されたのが『ライフスープ』です。本商品は、前橋市の新製品開発補助金を活用して、株式会社ベジタルが前橋工科大学の食品機能開発工学研究室とも連携し進められたものです。また、群馬県災害福祉支援チームや防災士などの専門家の協力を受けています。
『ライフスープ』の特長
『ライフスープ』は、災害時でも被災者の栄養バランスを保つことを目的に開発されており、以下の特長があります:
1. 11種類のビタミンと2種類のミネラルが配合されており、栄養機能食品としての機能を果たしています。
2. アレルギー特定原材料28品目及び化学調味料不使用のため、幼児やアレルギーを持つ方も安心して飲むことができます。
3. 食べやすい野菜コンソメ味で、要配慮者にも適しています。
4. 軽量なので省スペースで保存が可能で、5年間の長期保存が可能です。
5. 産官学協力によって製品が開発されており、信頼性の高い商品です。
6. 楽しいパッケージには、陽だまりに咲くタンポポをモチーフにしたキャラクターが描かれています。
企業概要
このスープを開発したのは、株式会社ベジタルアドバンス。代表取締役は田口勇夫氏で、本社は群馬県前橋市に位置しています。彼らは、災害時の食の問題に真剣に向き合い、栄養補給の新たな形を提案しています。詳細な情報は、公式サイトでご確認できます。
ウェブサイト:
株式会社ベジタルアドバンス
メール:
[email protected]
この『ライフスープ』を通じて、多くの方々が災害時でも安心して栄養を補給できる未来を期待しています。