ウイルスと口腔ケア
2020-06-09 12:00:00

ウイルス感染症と口腔ケアの重要性を考える

ウイルス感染症と口腔内環境の関係



新型コロナウイルスやインフルエンザが世界中で猛威を振るう中、口腔内の衛生状態が私たちの健康に与える影響が注目されています。研究によれば、口腔内に存在する細菌がウイルスの感染を助長することが明らかになっています。そのため、口腔ケアが感染症の予防において重要な役割を果たすと言えるでしょう。

日本の医療法人財団興学会は、この観点から「口腔感染症外来」という新しい診療科を設立しました。これは、口腔内から感染症を予防し、さらにはウイルス感染による重症化を防ぐための取り組みです。歯周病菌が放出する酵素がウイルスの感染を促進することが影響を及ぼしているため、口腔内の健康を保つことはますます重要になっています。

口腔内スクリーニングの重要性



口腔内の清潔さは、感染症リスクを大きく左右します。例えば、口腔内に付着したインフルエンザウイルスが、細菌の増加により細胞内に侵入する手助けをされると、ウイルスは早急に体内に広がります。感染症対策のためには、口腔内をどう管理するかがカギを握っています。

興学会の口腔感染症外来では、最新の技術に基づいて口腔内を除菌し、細菌のバイオフィルムを徹底的に除去しています。従来のクリーニングに加え、スウェーデンで開発された「ペリオプロ」という高い除菌効果を持つ治療法にも注目です。この治療法は、歯周病の菌だけでなく、ウイルスをも殺菌する能力があります。

3DS-新しい口腔ケアの手法



新たに採用されたメソッド「3DS(デンタル・ドラッグ・デリバリー・システム)」は、専用のマウスピースを使用して口腔内に薬剤を直接届けることで、従来の方法よりも効果的に病原菌を除去します。患者さんそれぞれに合ったトレーを作製し、これを装着することで、薬剤の浸透が促進され、口腔内環境の改善が図られます。

免疫力と全身の健康



口腔ケアだけではなく、免疫力を高めることも重要です。健康な免疫システムは、ウイルスや細菌から体を守るために欠かせません。日常の生活においては、十分な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動が推奨されます。

また、「スウェデンティス」や「オールネイチャー」といったサプリメントの利用も、免疫力向上に寄与するとされています。これらには必要な栄養素が豊富に含まれており、日々の健康管理に効果的です。

積極的な口腔ケアの推奨



興学会では、これらの新しい取り組みを通じて、口腔健康の維持と感染症予防の重要性を広めています。定期的に歯科医院でのクリーニングを受けること、そして家庭でも適切な口腔ケアを行うことが、これからの健康維持に繋がります。
このような活動が、私たちの健康を守り、感染症から身を守る一助となることを期待しています。まずはお近くの歯科医院で専門家に相談し、正しい口腔ケアについて学ぶことから始めてみましょう。

会社情報

会社名
医療法人財団 興学会
住所
千代田区東神田2-6-5東神田ビル8階
電話番号
03-3526-3031

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