上原賞受賞者発表
2025-12-12 16:05:17

2025年度上原賞の受賞者と助成金の決定に関する詳細

2025年度上原賞受賞者と助成金決定のお知らせ



公益財団法人上原記念生命科学財団は、2025年度の上原賞および各種助成金の贈呈対象者を発表しました。この発表は、12月12日に行われた理事会で決定されたもので、受賞者には注目の研究が評価されています。

上原賞の受賞者



今年度の上原賞は、以下の二名の研究者に授与されます。

  • - 竹内理氏(京都大学 大学院医学研究科 医化学分野 教授)
受賞業績:「mRNA分解による新規免疫制御機構の発見とその制御法の開発」
竹内氏は、mRNAを介した免疫調節に関する新たなメカニズムを明らかにしました。この成果により、炎症性サイトカインのmRNAを分解する分子Regnase-1を特定し、これをターゲットにした医薬品の開発に成功しています。
彼の研究成果は、核酸医薬やワクチン、さらにはタンパク質生成に革新をもたらすと期待されています。

  • - 中山敬一氏(東京科学大学 総合研究院 高等研究府 特別栄誉教授)
受賞業績:「哺乳類における細胞周期制御機構の解明」
中山氏は、細胞周期が身体サイズの決定に寄与し、その異常ががんの直接的な原因となることを世界で初めて示しました。CDK阻害因子p27の研究によって巨大化するマウスを観察し、腫瘍形成との因果関係を明らかにしました。

助成金の概要



また、上原記念生命科学財団は335件の助成金も発表しました。これらの助成金の総額は約12億4,985万円に及び、上原賞の副賞を含むと、全体の助成金は13億985万円に達します。
この助成金は、生命科学における研究活動を支援し、これまでに約12,200件、総額398億円以上が助成されています。

公益財団法人の役割



上原記念生命科学財団は1985年に設立され、生命科学分野における研究を促進する役割を担っています。その活動は日々進化し、研究者たちの新しい発見をサポートしており、今年度で41年目を迎えます。

助成金や賞の贈呈は、研究者たちが新たな知識を創造し、社会に役立てるための重要な支援となります。今後も上原記念生命科学財団は、革新的な研究の成果を広めていくことでしょう。

まとめ



このように、2025年度の上原賞と助成金の決定は、生命科学分野における重要な成果を示しており、受賞者の研究が社会に貢献することが期待されています。
今後の展開にもぜひ注目していきたいところです。

会社情報

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大正製薬
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