鉄道・運輸機構の新たなサステナビリティボンド
大和証券株式会社が、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)による新しいサステナビリティボンドの販売を開始します。これは2024年度下期に発行される予定で、全国の大和証券の窓口で購入することが可能です。これにより、法人のお客様が環境への配慮を持った投資機会を持つことができます。
本ボンドは、購入した法人名が後日、鉄道・運輸機構の公式サイトに掲載され、自社のホームページにリンクを貼ることもできるなど、投資者にとっても大きな意味があります。投資表明は、本債券の用途に賛同し、その意義を公にするものです。
鉄道・運輸機構は、安全で環境に優しい交通ネットワークの整備を進める独立行政法人です。「明日を担う交通ネットワークづくりに貢献します」を基本理念に、人々の生活を支え、経済社会の発展を目指しています。具体的には、2024年3月に金沢駅から敦賀駅までが開通予定の北陸新幹線などの整備を担い、地域の交通インフラの強化に貢献しています。
さらに、自然災害からの早期復旧支援のために、「鉄道災害調査隊(RAIL-FORCE)」も設立し、被災地への技術的支援を行っています。これらの活動は、環境保護と地域社会の安全を両立させることを目指しています。
この新しいサステナビリティボンドは、環境改善の側面を持ちながら、社会問題の解決に貢献することを目的としており、第三者評価機関であるDNVから評価を受け、加えてCBI(Climate Bond Initiative)からもプログラム認証を取得しています。これにより、調達資金の全額がグリーンプロジェクトに充てられることが保障されています。
2024年度に発行されるこの債券の総額は約598億円を見込んでおり、具体的には318億円が下期に発行される計画です。この資金は、北海道新幹線の建設費用や、つくばエクスプレス線などの既存都市鉄道の借り換え資金に充てられます。これにより、持続可能な交通インフラの提供とその拡充に寄与します。
今後も、鉄道・運輸機構の活動を支えるために、さまざまな投資機会が期待されます。詳細な情報や購入希望者向けの相談は、大和証券の窓口で受け付けています。環境に優しい投資を通じて、未来の交通ネットワークの構築に参加してみてはいかがでしょうか。
取引に関する注意事項
債券の購入時には手数料が発生するため、事前に十分な理解が必要です。また、投資にはリスクが伴うため、各種商品ごとの手数料やリスクについても注意が必要です。取引に関する具体的な詳細については、証券会社のウェブサイトや窓口にお尋ねください。