三井倉庫ビジネスパートナーズが新しいサービス「なんでも書庫」を発表
三井倉庫ビジネスパートナーズが新たなサービス「なんでも書庫」の提供を開始しました。このサービスは、企業が持つ様々な情報文書を効率的に保管・管理するためのものです。企業は、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進やペーパーレス化が求められる一方で、依然として紙の文書に悩んでいます。「なんでも書庫」では、その課題に対応する新しい文書管理システムを提供します。
文書管理の複雑化
近年、企業が保有する情報文書はますますその管理が複雑になっています。特に法律面からも、「電子帳簿保存法」への準拠が必要であり、文書の保管や管理に関する手続きは多岐にわたります。また、紙文書と電子文書の両方を持ち、安全かつ効率的に管理するためのニーズが高まっています。これらの背景から、個人情報や機密情報の保護が重要視され、適切な廃棄や保管が求められています。
「なんでも書庫」の特徴
「なんでも書庫」の最大の特徴は、紙文書と電子文書を一元的に管理できる点です。このサービスは、セイコーソリューションズが開発した「かんたん電子契約」という電子契約ソリューションを活用しており、法的要件を満たしつつ、利用者に高い検索性を提供します。
1. いちばんの強み
このサービスの強みは、紙文書と電子文書を同じ環境で閲覧できること。これにより、利用者はわざわざ異なるシステムやストレージを使って文書を探す手間を省けます。さらに、電子文書にはタイムスタンプが押印されているため、その文書の存在や改ざんの可能性を証明することもできます。
2. ワンストップ管理
「なんでも書庫」では、電子契約の締結機能が含まれているため、契約の締結から保管までを一貫してサポートすることが可能です。これにより、業務の効率化とコスト削減が期待できます。
3. 柔軟な検索機能
利用者は、電子帳簿保存法に準拠した検索キーや自由な検索項目を設定できるため、必要な情報にすぐにアクセスすることができます。特に、AI-OCR技術を駆使して紙文書のスキャンイメージをテキスト化することで、より柔軟な検索が可能になります。
このように「なんでも書庫」は、保管や管理に関する多くの企業のニーズに応えるべく設計されています。これにより、オフィス内での書庫の削減を図るとともに、文書の管理の一元化も実現することを目指しています。
まとめ
「なんでも書庫」は、企業がよりスムーズに文書を管理し、保管するための新しいソリューションです。ペーパーレス化が進む中で、書類の整理や管理が必要な企業にとっては、システム投資を最小限に抑えつつ、効率性と安全性を両立することが可能なツールとなるでしょう。今後もこのようなサービスが多くの企業に受け入れられ、業務改善に繋がっていくことを期待しています。