カリモク家具が新コレクション「MORIWA」を発表
カリモク家具株式会社(本社:愛知県)は、新しいコレクション「MORIWA」を2026年7月1日から発売開始することを発表しました。このコレクションは7月上旬から全国のカリモク家具ショールームに展示予定です。
「MORIWA」は、創業以来広葉樹を使用した家具作りを続けてきたカリモク家具にとって、スギを主材とする初めての試みです。この開発は、野村不動産グループが推進している「森を、つなぐ」東京プロジェクトの一環であり、持続可能な社会の実現に寄与するものです。実際に東京都・奥多摩町で保有する「つなぐ森」の針葉樹を使用し、これまでバイオマス燃料として扱われていた小径木や節有材を上手に活用しています。この取り組みにより、持続可能性の高い家具を作り出す活動が進められています。
開発にあたっては、建築家でプロダクトデザイナーの芦沢啓治と共同作業を行い、数々のデザイン賞にも輝いています。特に2025年度のグッドデザイン賞を受賞し、オープンソースとして他地域への展開を目指しています。この「MORIWA」コレクションは、地域材の活用を促進し、持続可能な未来の実現を目指すものです。
家具はスギの柔らかさと軽さを最大限に生かし、広葉樹と組み合わせて強度を確保。さらに、節を意図的に素材の表情として取り込み、長期間使える美しさを兼ね備えています。初回のラインナップは、タスクチェアやサイドチェア、テーブル、ベンチなど、全6種のアイテムが揃います。
森から家具へ
日本の木材生産の中で93%を占める針葉樹ですが、特にスギは箱庭から家具づくりに向かないとされてきました。そこで、野村不動産グループは奥多摩町との連携を強化し、循環型の森づくりを実施しています。
「つなぐ森」プロジェクトを通じて、近隣の事業者やメーカー、建設会社と連携して木材の供給チェーンを構築し、地域の森林資源を有効活用することを目指しています。これにより、スギという針葉樹を家具の主材として活用する新たな可能性を切り開いています。コレクション名の「MORIWA」は、「森」と「和・環・輪」を組み合わせたものであり、木を使ったものづくりを通して森の循環を意識したものです。
デザインの特長
デザイナーの芦沢啓治は、針葉樹の特性を制約としてではなく、個性として活かすアプローチを採用しています。必要な強度を広葉樹で補う一方で、針葉樹には軽さと美しさを持たせる形で、シンプルかつ温かみのあるデザインを実現しました。
「MORIWA」は、オフィスや商業施設、公共空間への応用を重視して設計されています。特に、地産材の利用が重視される中、スギはどの地域でも生産できるため、環境に配慮した選択肢として注目を集めています。
商品ラインナップ
「MORIWA」コレクションには、以下のアイテムが含まれます:
- - アームチェア:広い背もたれに針葉樹の美しい木目を使用。
価格:132,220円(税抜)
サイズ:W560/D550/H785/SH470(mm)
- - タスクチェア:キャスター付きで自由に動けるデザイン。
価格:160,380円(税抜)
サイズ:W655/D625/H780~850/SH430~500(mm)
- - サイドチェア:シンプルで温かみのあるデザイン。
価格:113,300円(税抜)
サイズ:W470/D485/H760/SH470(mm)
価格:257,400円〜440,000円(税抜)
これらのアイテムは、集まる空間に心地よい調和をもたらし、持続可能なライフスタイルを支える家具として普及が期待されます。
「MORIWA」は、針葉樹の新しい可能性を開き、使用する人々の日常に温かさを提供しつつ、豊かな森林の循環を生み出す一助となります。