酒粕の魅力を再発見!
最近、発酵食品が注目されていますが、その中でも日本の伝統的な食材である酒粕は特に興味深い存在です。酒粕は日本酒の製造過程で生まれる副産物ですが、実は栄養価が非常に高く、健康や美肌に貢献する食品です。これまでの酒粕に対するイメージが変わるかもしれません。
酒粕の栄養素
酒粕には、必須アミノ酸やビタミンB6、食物繊維など、私たちの健康を守る栄養素が豊富に含まれています。特に注目したいのは、「レジスタンスプロテイン」と呼ばれる成分で、これが余分な脂肪の排出を助けてくれます。また、腸内環境を整える効果もあり、便通の改善にも役立ちます。肌にとっても嬉しい成分であるα-EGが豊富で、コラーゲン生成を助けるため美容効果も期待できます。
酒粕が持つ料理の応用性
酒粕はそのまま食べられるだけでなく、調理に幅広く使える食材です。「さけかす子」さんが主導するこの新しいレシピ本では、主食からデザートまでの多彩な酒粕レシピを紹介しています。酒粕を使ったクリーミーなパスタや、手軽に作れるデザートは、酒粕の新しい魅力を発見する手助けとなるでしょう。特に、酒粕を使用したスイーツは健康的でありながら満足感もあり、1日経っても柔らかさをキープします。
四毒抜きレシピでも活躍
酒粕はその豊富な栄養素により、砂糖や乳製品を使わなくても満足感のある料理が作れます。実際、従来のレシピから4つの毒素(乳製品、小麦粉、砂糖、植物油)を抜いた「四毒抜き」レシピが、本書の中では自然に20品も登場しています。このように、酒粕を使うことで、意識せずとも健康的な食生活を送ることができるのです。
アルコールを飛ばす調理法
酒粕には8〜10%のアルコールが含まれていますが、調理をすることでアルコールを飛ばすことが可能です。これにより、お子様や妊婦さんでも安心して楽しめます。また、肉や魚に漬けることで、柔らかくなり、旨味が増す効果も期待できます。このため多様な料理に応用できる点が魅力です。
さけかす子のプロフィール
著者のさけかす子さんは、酒粕を愛する管理栄養士であり、新潟大学大学院でその機能性研究に取り組んでいる専門家です。300種類以上もの酒粕を食べて学び、「美味しく食べて健康」をモットーに啓蒙活動を行っています。さらに、2025年には合同会社酒かす研究所を設立し、酒粕の新しい可能性を世に広めることを目指しています。
この冬、おいしい酒粕を取り入れた食生活を始めてみませんか?『カラダにうれしい酒粕レシピ帖』は、その一歩を後押ししてくれることでしょう。
書籍情報
- - 書名: 『カラダにうれしい酒粕レシピ帖』
- - 著者: さけかす子
- - 定価: 1,760円(1,600円+税)
- - 発売日: 2025年11月7日
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