農業を学ぶ新しい場所の誕生
農業の魅力をもっと多くの人に広めるため、株式会社マイファームが運営する週末農業スクール「アグリイノベーション大学校」が新たな取り組みを始めました。2011年にスタートしたこのスクールは、「農業をやってみたい」と思うすべての人々に開かれた場を提供し、これまでに2,600名以上の卒業生を輩出してきました。
この度、マイファームは「自産自消のできる社会をつくる」という理念のもと、社会貢献を目指すプラットフォーム「For Good」を通じてクラウドファンディングを開始しました。農業スクールの持続可能な運営を確保するための資金を募るこのプロジェクトは、農業に対する関心が高まっている昨今、非常に重要な意味を持っています。
クラウドファンディングの背景
日本の農業はさまざまな課題に直面しています。高齢化による担い手不足や使われていない農地の増加など、深刻な問題が山積しています。このような状況の中、セカンドキャリアや学び直しを志す多くの社会人が農業に興味を持ち、学びたいと考える人々が増加しています。マイファームは未経験者でも安心して農業を学べる環境を提供し続けていますが、近年は資材費や人件費の高騰が農場の運営を脅かしています。
特に、大阪の実習農場はコストの問題から閉鎖を決断するなど、厳しい運営環境にさらされています。しかし、学びたい人がいる限り、学びの場を消すわけにはいきません。その思いから、共感の力を集めるためにクラウドファンディングを選択しました。
支援金の使い道
今回のクラウドファンディングで集まる支援金は、京都、神奈川、千葉、埼玉の各実習農場の運営を支えるために活用されます。具体的には、圃場の維持管理や設備の修繕、農機具のメンテナンス、肥料の購入といった運営費用に充てられる予定です。これにより、受講生がより安心して学び続けられる環境を整えることが目指されています。
最初のゴールとなる120万円はすでに達成しましたが、次なる目標は400万円で、さらに多くの農場の運営を安定させるための挑戦が続いています。
プロジェクトの実施期間
クラウドファンディングは2025年12月16日から2026年1月31日までの期間で行われます。また、プロジェクトの終了後にはリターンも順次対応していく予定です。詳細はクラウドファンディングのページで確認することができます。
農業は誰にでも開かれたもの
今回の取り組みは、単に資金を集めるだけでなく、農業に対する理解や関心を深めることを目的としています。「やってみたい」という気持ちが小さな芽となり、日本の食と農の未来を支える大きな力に成長することを信じています。このプロジェクトに関与する方法は、支援やシェアだけでなく、実際に学び手として参加することも含まれます。
まとめ
農業は特定の職業ではなく、すべての人が関われる分野です。マイファームの取り組みを通じて、農業の新たな可能性を一緒に探っていきましょう。未来の農業教育を守るこの挑戦に、ぜひあなたも参加してください。詳しい情報は、
クラウドファンディングページ及び、
株式会社マイファーム公式サイトをご覧ください。