Bunkamuraが新たな地で文化・芸術を発信
1989年に開館したBunkamuraは、東京都渋谷区に位置する複合文化施設で、多岐にわたる文化・芸術を発信してきました。しかし、現在は、オーチャードホールを除くすべての施設が休館中です。この期間をチャンスに変え、Bunkamuraは他の街で新たな公演や企画を開始しました。
新たな挑戦が始まる!
Bunkamuraは、休館中の時間を活用して様々な文化芸術を通じた新たな挑戦に乗り出しています。これまで大切にしてきた人々の心に響く文化・芸術の発信を続け、それに加えて活動の場を広げる試みが始まっています。具体的には、オペラや演劇、映画、アートなど、多様なイベントが目白押しです。
魅惑のオペラ《ドン・ジョヴァンニ》
都立大学駅近くのめぐろパーシモンホールでは、モーツァルトのオペラ《ドン・ジョヴァンニ》が新たに制作され、上演されます。このオペラは、モーツァルトの時代の音楽に触れられる贅沢な体験を提供します。世界的な美術家杉本博司とのコラボレーションも実現し、指揮者鈴木優人とバッハ・コレギウム・ジャパンが音楽面を担当します。
アーティストと直接出会える機会
東高円寺のセシオン杉並では、Meet The Artistsシリーズとして、フラメンコギターとダンスのコンサートが開催されます。さらに、ピアノデュオ「レ・フレール」による特別な連弾コンサートも楽しめます。これらのイベントは、観客が本物のアーティストと直接出会い、その技術や表現を体感できる貴重な機会です。
新宿の劇場で展開される物語
新宿・歌舞伎町のTHEATER MILANO-Zaでは、蓬莱竜太氏による新作『おどる夫婦』が上演されます。俳優陣には、長澤まさみや森山未來など豪華な顔ぶれが揃い、10年間の夫婦の物語が描かれます。人生の短いようで長い10年間が何をもたらすのか、期待が膨らみます。
渋谷での特別プログラム
さらに、Bunkamuraシアターコクーンも特別に復活し、新たな演劇を披露します。ここでは、「コクーン アクターズ スタジオ」の第1期生が、松尾スズキ氏の指導のもと新作ミュージカルに挑戦します。シニカルな笑いや古典のスタイリッシュな再現に期待が高まります。
アートプログラムの新展開
Bunkamuraはまた、渋谷の街に焦点を当てたアートプログラムを館内で開催します。現代アーティストたちが新しい視点で渋谷の文化を解き明かす展示が予定されています。アート、ファッション、音楽が融合した新しい体験が提供され、渋谷が持つ街文化の魅力を再確認する機会となるでしょう。
映画館やギャラリーも活用
渋谷の中心部には、Bunkamuraル・シネマとギャラリーも併設されており、誰でも気軽に立ち寄れる文化施設として、日常に芸術を取り入れる楽しみを提供しています。
Bunkamuraは、休館期間を逆手に取った新たな挑戦を通じて、文化・芸術の魅力を再確認し、観客に心豊かな体験を届けたいと考えています。これからの公演やイベントは要チェックです!