OpeOneアンギオ室の導入とその効果検証について
株式会社クオトミーは、外科系医療の業務ワークフローをデジタル化する「OpeOne」シリーズの新たな一環として、アンギオ室用に特化したプロダクト「OpeOneアンギオ室」の導入を発表しました。このシステムは、帝京大学医学部附属病院 中央放射線室での運用が開始され、効果確認のプロジェクトが立ち上がりました。
背景と課題
アンギオ室は、放射線による診断と治療を行う部署であり、医師や看護師、放射線技師などが緊密に連携する必要があります。しかし、以下のような課題が存在します:
- - 緊急症例への迅速な対応が求められる流動的なスケジュール。
- - 多職種間での情報が分断され、連携が困難。
- - 業務が属人化しやすく、効率が落ちる。
これらの中で、特にコメディカルスタッフは、医療行為外の業務、つまり連絡や調整作業に多くの時間を費やさざるを得ませんでした。そのため、業務の可視化と標準化が強く求められる状況でした。
OpeOneアンギオ室の特徴と期待される効果
クオトミーは、これらの課題を解決するため、OpeOneアンギオ室を導入しました。主な検証項目として以下が挙げられます:
- - コメディカル業務負担の軽減
- - 多職種間情報の一元化
- - 伝達・確認・進行管理業務の効率化
効果検証は、現場スタッフのフィードバックを反映させながら段階的に改善策を取り入れ、業務の標準化モデルの構築を目指します。
実際の声と改善点
帝京大学医学部附属病院 中央放射線部の芳鐘一先生は、「これまでは、患者の症例予約のために電話で技師に空き枠を確認し、さらに電子カルテとExcel台帳、Googleカレンダーにそれぞれ情報を入力する必要がありました。これが非常に煩雑でした。しかし、OpeOneの導入により、手元の端末から症例入力が可能となりました。カレンダーへの自動連携が実現し、手動で転記する必要がなくなったことが業務改善につながっています」と述べています。
また、放射線技師の阿部佑亮さんは、「電話連絡で管理する予約台帳や電子カルテ等が分断されており、転記過程での記載漏れなどが頻発していました。OpeOneの導入により、医師が直接予約できるようになったことで情報が一元管理され、人的ミスが激減しました」とのことです。
今後の展開
今後、クオトミーは、この導入に関する知見をもとにアンギオ室業務のDXモデルを確立し、将来的には他の医療機関への展開も計画しています。持続可能なチーム医療の運営に寄与することで、医療現場の生産性向上に貢献する意気込みです。
この取り組みが未来の医療環境を変革する一歩となることが期待されています。