新たな表現手法を提供する魚眼レンズ
株式会社サイトロンジャパンは、Anhui ChangGeng Optical Technology (Venus Optics)社のレンズブランド「LAOWA」から新しいフィッシュアイレンズ「LAOWA 8-15mm F2.8 FF Zoom Fisheye」を2025年7月11日より受注開始すると発表しました。このレンズは、円周魚眼と対角魚眼の2種類の表現を1本で実現する、非常に魅力的な製品です。
ズーム機能と明るさの両立
この新製品の最大の特長は、ズーム全域でF2.8の明るさを維持していることです。これにより、低照度環境での撮影でも安定した露出を得られ、夜景や星空の撮影に最適です。また、被写界深度が浅いため、被写体を強調したり、美しいボケを作成したりすることも可能です。これは、ポートレートやアクションシーンの撮影でもその効果を発揮します。
2つの撮影効果を切り替え可能
「LAOWA 8-15mm F2.8 FF Zoom Fisheye」は、8mmで180°の円周魚眼効果を、15mmではフルフレームの対角魚眼効果を実現します。このズーム機能によって、スチルや動画を撮影する際にレンズの交換が不要で、高い柔軟性を持つことができます。これにより、多様なジャンルの撮影にも対応可能です。
接写性能も優れている
また、最短撮影距離がわずか16cmというこのレンズは、被写体に近づいた大胆なダイナミックな構図ができます。まるで昆虫の目のように誇張された遠近感を引き出すことで、ユニークで印象的なビジュアル表現も楽しむことができます。
高い解像力と携帯性
フルサイズセンサーに特化した設計により、異なる効果を最大限に引き出しつつ、画面の隅々まで高解像度を実現します。このレンズは、旅先やアウトドア、ドローン撮影でも優れた携行性を持ち、全長94.5mm、質量約650gのコンパクトな設計です。このため、手軽に持ち運べる点も大きな魅力と言えるでしょう。
幅広い用途に対応
主な使用用途はファッションポートレートや星景・天体写真、風景・都市スナップ、アクションスポーツ、さらに360°パノラマ撮影など多岐にわたります。これにより、写真愛好家やプロフェッショナルだけでなく、初心者の方にとっても使い勝手の良いレンズとなるでしょう。
仕様について
このレンズはフルフレーム対応で、焦点距離は8-15mm、最大視野角は180°です。絞り値はF2.8からF22まで調整可能で、マニュアルフォーカスに対応しています。各マウント(Sony E、Nikon Z、Canon RF、L Mount)が用意されているため、様々なカメラシステムに対応可能です。
価格と受注開始日
「LAOWA 8-15mm F2.8 FF Zoom Fisheye」の希望小売価格はオープンですが、予想市場価格は税込約147,000円前後。受注は2025年7月11日から開始される予定です。
株式会社サイトロンジャパンについて
株式会社サイトロンジャパンは1961年に設立され、双眼鏡や天体望遠鏡などの光学製品の専門商社としてスタートしました。今では光学機器の製造・販売や、星空観望会などに協力しています。公式ウェブサイトも運営しており、最新情報をチェックすることができます。そうした背景を持つ企業が推奨する最新のレンズで、写真撮影の可能性を広げてみてはいかがでしょうか。