在宅医療の普及へ
2017-01-30 10:00:11

SBI生命とエムスリードクターサポートが提携 在宅医療の認知向上を目指す

在宅医療の新たな時代に向けて



2023年、SBI生命保険株式会社とエムスリードクターサポート株式会社は在宅医療分野での業務提携を発表しました。この提携は、在宅医療の認知向上と普及を目的としています。特に、2025年問題を背景に、高齢化社会が進行する中で、在宅医療のニーズは急速に高まっています。SBI生命が提供する終身医療保険「も。」と、エムスリードクターサポートが運営する在宅医療検索サイト『いしくる』を通じて、ユーザーにより質の高い医療情報を届ける取り組みが始まりました。

提携内容の詳細



提携の第一歩として、SBI生命のウェブサイトと『いしくる』双方のトップページに、バナーを相互掲載することが決定しました。このバナーは、SBI生命の終身医療保険「も。」の情報と、在宅医療クリニックの検索機能を持つ『いしくる』の情報が含まれています。また、エムスリードクターサポートは、在宅医療機関のMAPを作成し、SBI生命の保険情報を公開することで、より多くの人々にアクセス可能な形を整えていきます。

知識を深める背景



昨今、特に「2025年問題」とも呼ばれる状況が深刻化しています。団塊の世代が75歳以上になる頃、高齢者の急増に伴い、医療と社会保障に関する負担が一気に増加すると懸念されています。このような状況下で、入院医療から在宅医療へとシフトする必要が生じています。SBI生命はすでに2016年に、在宅医療に対応した保障を持つ医療保険を販売し、さまざまな情報を提供してきました。このたびの提携によって、在宅医療に必要な情報を一元化し、医療サービスをよりスムーズに利用できる環境を整える努力が進められています。

市場のニーズに応える



『いしくる』は「医師がご自宅に来る」というコンセプトのもと、訪問診療クリニックを簡単に検索できるサービスです。このプラットフォームを通じて、患者がより迅速に医療機関にアクセスできるようになります。情報の透明性が増すことで、選択肢が広がり、患者の安心感につながると考えられます。尤も、在宅医療には自宅での医療を受けることへの不安も多く存在していますが、信頼できる情報源が提供されることで、それらの課題も克服できると期待されています。

今後の取り組み



SBI生命とエムスリードクターサポートは、今後も協力して在宅医療の普及に努めます。具体的には、定期的なセミナーやウェビナーを通じて、在宅医療の重要性や具体的なサービスを紹介していく予定です。また、各社のウェブサイトやSNSを活用し、啓発活動も行っていく方針です。これにより、在宅医療に対する理解が深まり、より多くの人々にその価値が認識されることを目指します。

まとめ



この提携により、SBI生命とエムスリードクターサポートは、日本における在宅医療の未来を切り開く重要な役割を担うこととなります。高齢化社会が進む中で、新たな医療サービスの重要性が増す今、両社の取り組みに期待が寄せられています。自宅で安心して医療を受けられる環境整備が、これからの日本社会にとって必須の課題であり、その実現に向けた努力が求められています。

会社情報

会社名
SBI生命保険株式会社
住所
東京都港区六本木1-6-1泉ガーデンタワー
電話番号

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