JR西日本が6年連続でPRIDE指標ゴールド受賞！LGBTQ+の取組みを深掘り

JR西日本が高評価のPRIDE指標2025を受賞

西日本旅客鉄道株式会社（JR西日本）は、一般社団法人work with Prideが策定したLGBTQ+に関する企業の取組み評価指標「PRIDE指標」で、なんと6年連続で最高評価の「ゴールド」を獲得しました。この評価は、同社が性的マイノリティに対する理解と支持をどのように深めているかの証となります。

PRIDE指標とは？

PRIDE指標は2016年に日本で初めて導入された、LGBTQ+の取組みを評価する指標です。これにより、企業が性的マイノリティに対してどのような取組みを行っているかを数値化し、職場での多様性の促進を図ります。指標は政策や啓発活動などを評価し、「ゴールド」はその全ての基準を満たす場合に与えられます。

JR西日本の具体的な取組み

JR西日本は、LGBTQ+への理解を深めるための様々な施策を実施しています。特に注目すべきは、中期経営計画2025において、ダイバーシティの重要性を掲げ、新たな価値の創造を目指している点です。

1. 行動宣言と基本方針

JR西日本は2019年にまず「人権方針」を策定し、2023年にはこれを改定しました。この方針では、性的指向や性自認に基づく差別を徹底的に禁止しています。ダイバーシティ推進のトップメッセージでは、性別や性指向を尊重すべき個性と捉え、社内文化を深める意義を強調しています。これにより、社員一人ひとりが自分らしい姿で働ける环境を整えています。

2. 教育と啓発活動

全社員を対象にしたeラーニングを通じて、LGBTQ+に関する正しい理解を促進しています。職務階層別の研修も実施され、ハラスメント防止研修も重要なコンポーネントとしています。また、希望者には「ALLYステッカー」を配布し、LGBTQ+への支援を表明する機会を設けています。

3. 社内制度の充実

JR西日本では、同性パートナーに対しても結婚と同様の制度を適用するなど、法的な支援を強化しています。具体的には、結婚休暇や扶養手当、社宅利用の制度などが同性カップルにも適用されるようになっています。また、社内には相談窓口も整備され、性的マイノリティの社員が安心して意見を述べられる環境を整えているのです。