絵本『どうぶつポーズであそボウサイ』の魅力
KADOKAWAが提供する防災絵本『どうぶつポーズであそボウサイ』が、シリーズの初年度即重版という快挙を達成し、現在注目を集めています。この絵本は、楽しく学べる防災知識をテーマにし、特に小さな子どもたちに向けて作られており、今ではメディアでも話題にのぼることが多くなりました。2025年3月3日から3月17日までは、特別に全ページが無料で公開されています。
防災教育の課題
2011年の東日本大震災以降、様々な地震災害が発生している日本ですが、防災に関する教育は難しい課題です。特に2・3歳の小さな子どもたちにとって、災害を理解しその重要性を伝えるのは容易ではありません。既存の絵本は、恐怖を煽る内容や細かい文字が多く、子どもたちには引いてしまうことが多かったという声があります。
あそボウサイの魅力
『どうぶつポーズであそボウサイ』は、その点を克服した内容になっています。本作では、可愛らしい動物たちが主人公となり、地震発生時に役立つ6つの「防災ポーズ」を教えてくれます。うさぎやねこ、ハリネズミなど、子どもたちに親しみのあるキャラクターたちが、楽しく防災を学ぶことができます。これにより、遊びながら自然と身に付き、楽しさを感じることができます。
著者の金澤麻由子さんと監修の古賀涼子さんは、長年防災教育の現場で活躍してきたプロフェッショナルです。この絵本は、彼らの経験と知識を基に、2・3歳の子どもたちが安心して学べるように設計されています。保護者や保育士からは、「小さな子どもに地震について教えるのに最適」との高評価が寄せられています。
どう使う?
防災訓練を行う際や日常の遊びの中で、子どもたちに本作のポーズを考えながら動かせると良いでしょう。また、KADOKAWAの児童書ポータルサイト「ヨメルバ」では、関連したダウンロードコンテンツ「どうぶつポーズであそボウサイ防災ステッカー」が無料で提供されています。家庭や園で印刷し使用することができ、さらに学びを深めることができます。
原画展情報
原画展も各地で開催されています。2025年5月から6月には神奈川県相模原市で、さらに7月には神戸市立須磨図書館、そして8月には岡山県倉敷市と東京都銀座で展示が行われます。これに参加すれば、絵本の世界観を実際に体験することができ、より深く絵本のメッセージを感じ取ることができるでしょう。
結論
『どうぶつポーズであそボウサイ』は、子どもに防災の重要性を楽しく教えるための優れた絵本です。今後もこの絵本を通じて、多くの子どもたちが自分の命を守るための知識を得られることを期待しています。防災意識の向上にも貢献しるこの取り組みを、ぜひ多くの方に知っていただきたいです。