スペイン館の開館
2025-04-15 18:49:26

大阪・関西万博の注目パビリオン、スペイン館が正式オープン

スペイン館が大阪・関西万博でついにオープン



2025年に開催される大阪・関西万博の一環として、スペイン館がついに一般公開を迎えました。このパビリオンは、国際的な文化と歴史を結ぶ魅力あふれる空間として注目されています。2025年4月13日の開館式には、スペイン政府の代表ホセ・アンドレス・トーレス・モラ氏と駐日スペイン大使イニゴ・デ・パラシオ・エスパーニャ氏が出席し、意義深いご挨拶を行いました。

開館式のハイライト



トーレス・モラ氏は、造形美あふれるパビリオンの設計や内容制作に携わった日本とスペインの建築家、デザイナーたちに感謝の意を表しました。彼は、「皆さんの想像力と努力に感謝します。このスペイン館は日本や世界に向けた美しい友情の象徴です」と述べました。

このアイコニックなファサードは、早くも日本のSNSでトレンドに。訪れた人々が写真を撮り、その魅力を広めています。大阪・関西万博では、165の国や地域、国際機関が参加する中で、スペイン館は最も写真映えするパビリオンの一つとして話題に。

テーマに込めた思い



スペイン館のテーマは「黒潮(Kuroshio)」。これは、16世紀のアジアとアメリカを結ぶ貿易航路を形成した重要な海流で、マニラ・ガレオン船を通じて約250年間続いた文化交流の歴史に焦点を当てています。来場者は「太陽の広場」を経てパビリオンに足を運び、現代アーティストによる映像作品が流れる巨大スクリーン前で感動のひとときを過ごします。

没入型の体験と歴史の紹介



展示スペースでは、海流やスペインのブルーエコノミーの豊かさに関する情報が得られ、さらにはカナリア諸島からの藻類を使ったバイオ燃料や化粧品、食品の研究内容なども紹介されています。風力発電に関するホログラム展示もあり、まるでドン・キホーテの風車を思わせる演出が来場者に新鮮な体験を提供します。

さらに、江戸時代の1609年に御宿沖で行われたサン・フランシスコ号の乗組員救助や、1613年の支倉常長のヨーロッパ派遣使節に触れるセクションも設けられており、日本とスペインの歴史的つながりを深く知ることができます。

現代の視点からの展示



スペインの沈没文化財に関する課題は、パコ・ロカのコミック「黒い白鳥の宝」と、アレハンドロ・アメナーバル監督によるテレビシリーズを通じて視覚的に展示され、訪問者に新たな気づきを与える内容となっています。展示のフィナーレには、スペインのビーチを思わせる空間が広がり、人々が旅の魅力を感じられるような工夫がなされています。

開館式では、スペイン館の副代表パウラ・ロウレ氏が最初の来場者である大阪の石川晃教さんをお迎えし、記念証やギフトバッグを手渡す温かいサプライズも。レストランでは、初日から多くの方が訪れ、18種類のタパスを味わう様子が見受けられました。これらのタパスはスペインの17の自治州とセウタ・メリリャの味を一皿で楽しめる特別なものです。

パビリオンの運営と設計



スペイン館及び大阪・関西万博での活動は、AC/Eという公的機関が企画・運営しており、展示デザインは2023年に行われた公募を通じて選出されたネストル・モンテネグロ建築事務所、Enorme Studio、Smart and Green Designによって手がけられています。スペイン館は今後、様々なイベントや展示を通じてその魅力を発信し続けることでしょう。皆さんもぜひ訪れて、アートと文化の響き合う空間を体感してみてはいかがでしょうか。

【公式HP】スペイン館公式サイト

【X】スペイン館のX

【Instagram】スペイン館のInstagram

【TikTok】スペイン館のTikTok


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会社情報

会社名
スペイン館 EXPO2025 大阪
住所
大阪府大阪市此花区地崎夢島中1丁目A12番地スペインパビリオン
電話番号

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