位置情報の進化
2024-08-02 01:27:17

トムトムとマイクロソフト、10年の長期契約で位置情報技術を進化へ

ロケーションテクノロジーの専門企業であるトムトムが、マイクロソフトとの長期契約を発表しました。この契約により、トムトムの地図製品や交通情報サービスがマイクロソフトの主要なプラットフォームであるMicrosoft Azure Maps、Bing、Microsoft Power BI、Microsoft 365などに供給され、これからの10年間にわたって展開されます。

トムトムとマイクロソフトの相互協力は、AI技術を活用して自動車、物流、モビリティにおける新しい市場を開拓するという目標に向けて進化しています。今回の提携では、トムトムの位置情報技術がマイクロソフトのさまざまなサービスに統合され、利用者にとってより強力で精度の高い情報が届けられることになります。

トムトムの地図製品は、AIを搭載し、データ分析や資産追跡などの機能を提供することが可能です。これにより、企業や開発者は、空間分析を通じて効率的な業務運営が行えます。また、BingやMicrosoft Power BIといったマイクロソフトのファーストパーティ製品にもトムトムの技術がマージされ、幅広いニーズに応える位置情報サービスの構築が進んでいます。

CEOのハロルド・ゴダインは、「この契約により、マイクロソフトとの関係が一層強固になったと感じています。新鮮で正確なデータを提供し続けることで、より多くの顧客に価値を提供できると期待しています」と、契約の重要性を強調しました。

さらに、マイクロソフトのMaps & Local担当Corporate Vice Presidentのニコラス・リー氏も、「トムトムとの連携は、ロケーションベースのサービスにおける顧客への価値提供を強化するものです。AI機能を活用して、新しいイノベーションを実現できることを嬉しく思います」と述べています。

トムトムとマイクロソフトは、2016年から協力関係を築いており、これまでにも継続的に互いの技術を統合し、発展させてきました。特に、AIを活用した自動車ソリューションの開発において、両社の協력이重要となっております。この分野においては、クラウド分析を活用し、より精緻なインフォテインメント機能やデジタルコックピットを実現しようとしています。

この契約の締結により、トムトムとマイクロソフトは位置情報技術の更なる進化を示し、今後も革新的なアプローチで新しい顧客価値を提供していくことを誓います。トムトムの世界的な地図提供能力と、マイクロソフトの技術力が融合することで、さまざまな業界においてより便利で利便性の高いサービスが期待されます。

トムトムは、データの統合と先進技術を駆使し、世界中の人々に向けて新しいモビリティの形を提供し続けることでしょう。消費者や企業が最新の情報を活用して未来を見据える手助けをするため、今後もその革新の道を突き進む姿勢を崩すことはありません。


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会社情報

会社名
TomTom NV
住所
De Ruijterkade 154, 1011 AC Amsterdam
電話番号

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