訪日外国人観光客の動向を市区町村単位で分析!『インバウンドプロファイラー』が進化
株式会社ナビタイムジャパンは、訪日外国人観光客向けナビゲーションアプリ『Japan Travel by NAVITIME』から得られたデータを活用した分析サービス『インバウンドプロファイラー』に、新たな機能「市区町村サマリー」を追加しました。これにより、これまで地域メッシュ単位でしか確認できなかった訪日外国人観光客の動向を、市区町村単位で詳細に分析できるようになりました。
「市区町村サマリー」でわかること
「市区町村サマリー」では、以下の情報が一目で確認できます。
滞在者概要: 市区町村ごとの滞在者数、属性(国籍など)、全国・都道府県との比較
滞在ヒートマップ: 市区町村内の滞在箇所を地図上で可視化
一緒に訪れることの多い市区町村: 対象の市区町村と一緒に訪れることの多い市区町村とその割合
年月、時間帯ごとの滞在状況: 年月ごとの滞在者数の変遷、時間帯ごとの滞在状況
具体的な活用例
例えば、岐阜県高山市の2024年5月の滞在状況を分析した結果、全国と比較して欧米豪からの観光客が多く、宿泊割合も60%以上と高いことがわかりました。滞在ヒートマップからは、駅周辺や古い町並、奥飛騨温泉周辺への滞在が確認され、一緒に訪れることの多い市区町村では京都市がトップ、大阪市も上位にランクインしていました。さらに、年月ごとの滞在者数の推移から、春と秋の行楽シーズンに需要が高まっていることもわかりました。
自治体・事業者の観光戦略を支援
「市区町村サマリー」は、自治体や事業者が地域におけるインバウンド観光客の動向を深く理解し、効果的な観光戦略を策定する上で役立ちます。具体的には、以下のような活用が期待できます。
誘客ターゲットの選定
誘客タイミングと連携先の検討
訴求コンテンツの検討
観光施策の効果検証
ナビタイムジャパンは、今後も『インバウンドプロファイラー』の機能向上に努め、インバウンド観光動態データを提供することで、自治体や事業者の観光戦略を支援していく予定です。